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日本一周#13魚沼〜「雪国」の舞台〜


2024年 3月13日

新潟は昨日の酒田同様、信濃川の下流で、日本海側で最も栄えた港の1つ。

日本1周してると
似た町に気づきやすい


2月に同期と日本酒飲みに来た振り。翌月来るとは思わなかったな。
その時に2人で見つけた良い喫茶店があるので、そのお店で朝食。
ここのコーヒーがおいしいのよ。

先月
今日

今思い返すとチェックアウト12時までなのに、7時に出るのストイックだな。こんな旅は友達とは申し訳なくて出来ない。

新潟駅から信越本線に乗る。
駅構内の柱には、受験や就職サポートの広告が目立つ。都会に来たなぁ。
秋田の「さくらんぼと白鳥の町、十文字」とか書かれた十文字駅が懐かしい。  


8:55 新潟駅発。
1時間乗って、長岡駅で乗り換え。
長岡からは上越線。
電車の向かいの席の人が、日本酒のワンカップ飲んでた。地元の人なのかな、新潟っぽくて好きな景色だった。

八色駅で途中下車。小屋みたいな駅舎で、自分しか降りなかった。

駅から30分歩いたところが目的地。
『正直観光案内』という本で紹介されてて気になったお寺へ。
著者曰く、彫刻に興味がなくても圧倒されるとのこと。

↓普通の観光に飽きた人に超オススメ


西福寺に到着。
拝観料を払い、靴を脱いで中に入る。

最初の部屋でこの寺の歴史と、この寺に招かれた「日本のミケランジェロ」とも呼ばれる彫刻家についての説明を聞く。

その彫刻家は、石川雲蝶。
彼は木彫りも石彫りも絵画も得意。
写真ではあまり伝わらないと思うが、この絵画も雲蝶の作品。

お寺の奥に位置する開山堂の天井、「道元禅師猛虎調伏の図」が見所。

え、怖い。写真じゃ伝わらないけど、圧迫される感じ。
昨日の藁人形といい、何で毎日怖い思いしてるんだ。

5分くらい中に入れなかったけど、勇気を出して、彫刻の真下に立ってみた。

道元が竜を召喚して、虎を退治する場面。

すごい。
絵と異なり立体だから、あまりの迫力に圧倒される。虎と竜がすぐ目の前にいるように錯覚してしまう。
呆気に取られる、って言うのかな。目を奪われる。

遠近法

このお寺は、言ってしまえばこの1部屋
だけなのだが、気付けば1時間経っていた。
すごいものを見た。来て良かった。


次の電車まで1時間あるし、次の大きい駅まで歩いてみよう。

1時間歩くが、誰ともすれ違わない


浦佐駅に到着。
浦佐は日本酒で有名な八海山の最寄駅。いつか登ってみたい。
あとは校内の公用語が英語の国際大学とか。調べたら、143ヶ国の卒業生がいて、「1ヶ所に最も多国籍な人がいる」項目でギネスらしい。どんな項目?

田中角栄像

『日本列島改造論』で有名な田中角栄は、新潟の柏崎出身。
新幹線によって、日本の地域格差を是正しようとしたけど、結局ストロー現象で失敗って言われてるよね。確かに浦佐は新幹線駅なのに、でかい十文字駅みたいな印象だった。

この日、まもなく北陸新幹線が延伸される。角栄先生の夢はまだ続いてるよ。

宣伝上手いなぁ
開通まであと3日
それに比べて東京…
外からはこう見えてんのか


たまたま見たニュース

地域格差、東京と大阪どちらに向けて伸ばすか、雪や風の影響はなど、たくさんの課題がある。
難しいね。


14:35 浦佐駅を出発。
浦佐からの車窓が良かった。
北海道振りの、本格的な雪景色。


川端康成の『雪国』はここが舞台。逆向きだけど。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」
の国境は、新潟〜群馬間の清水トンネル。実際に、トンネルを抜けると雪がなくなった。太平洋と日本海の境界を超えた。

終点、水上駅で乗り換え。再び上越線に乗り、沼田駅で降りる。


沼田は、吉本ばななが世界一おいしいと言ったバウムクーヘンのお店がある。

ゲット。沼田城跡で食べよう。

う〜ん。ラム酒を使ってるのが特徴なんだけど、好みじゃなかった。少し苦め。バームクーヘンは甘くあって欲しかった。

それを見越して、普通のバームクーヘンも買ってたので口直し。
再び電車に乗る。

手前の山は雪が被ってないけど、奥の方は雪山で、はっきりと気候の違いが目視できるのが面白い。


高崎に泊まれば便利なのだが、高崎周辺は宿が少なく、高い。これは旅行系YouTuberの間では常識らしい。
なので今日は少し手前の群馬総社に泊まる。

群馬来ると帰って来た感あって落ち着く。こっから2時間で帰れるけど、次に関東くるのは1カ月後かな。



今日の宿、外国人留学生ぽい人のバイトが多いみたい。片言で案内してくれた。すごい美人。

交通費            0

飲食費 モーニング     500
    タレカツ丼     340
    八海山&越後ビール 563
    バームクーヘン   1230

観光費 西福寺       500

宿泊費 ホステルまとい   2880


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