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能登半島地震に遭遇してわかったこと

地震が起きたときに、よく頑丈な机やテーブルの下にもぐれという忠告を目にします。
が、それは、あくまでも絶対に崩落しない建物内の話です。

そうでなければ、今回の地震では間違いと思うようになりました。

何故なら、倒壊した建物の場合、テーブルの下で助かったが瓦礫の下に閉じ込められてしまったのです。
命は助かったが閉じ込められてしまったのです。

いくら119番しても、救助隊は一度に多数の現場に駆けつけることはできません。
どのくらい時間がかかるか検討がつきません。
助かった家族はすぐ側にいても自分ではどうすることもできません。

今回の場合、能登半島という特殊な地形のため南から北に向かうルートしかありませんでした。
北・東・西は海のため、救助に向かう道は南から北に向かう限られたルートでしたので大渋滞でした。
しかも、北に向かう大動脈の里山街道が途中通行不可で、なおさら一般道が渋滞し現場着を困難にしていました。

そのため、救助に時間がかかったのです。
地震からは助かったのですが、瓦礫の下で身動きがとれなくなった方が多数でした。
しかも、極寒の真冬でした。
助けを待つ間に低体温症等でなくなった方も多かったのです。

72時間超えで数名、120時間超えで1名救助されましたが、120時間超えの女性は後日なくなりました。

亡くなった方のほとんどが、建物倒壊による圧迫死です。

従って、地震が起きたら絶対に建物から外に出ることです。
火を止めて、屋外に出ることを最優先すべきです。

外に避難の場合は、建築物のない公園とか広場が最適です。
外部建物での圧迫死は、更に避けなければなりません。

せっかく、助かった命が救助待ちにならないように屋外に脱出しましょう。



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