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言葉の力名前の妙

漫画家の上野顕太郎は1番強い言葉は「ダム」だと作品内で語った。
わかる。強そうで重そうだ。
ここで重さ=強さ何だと人は深層心理で理解していると何となく思う。

ドムは次点だ。


2回繰り返すと重くも可愛くもならない不思議w

濁点が付くと強くなって半濁音だと優しく緩くなるのは各メーカーの商品名にも現れている。

めっちゃふあふあやん!ファーファやん!可愛い❤

こうなると洗浄力<可愛さだ。ファーファが落ちないと言っているのでは無く、更にプリティーさで商品価値を上げる事に成功していると考える。
そこにはファーファの絵面もプラスであるが、やはりその名前の柔らかい響きこそ必要だったのだと認識できる。

それから、

例えば皆さんがファンタジー小説を書く時に言葉、または音のイメージを大切にしていると思います。この国の創作の歴史の中で暗黙のルールみたいな決まり事がありますよね?

※帝国政の巨大国家は大体軍主体の侵略戦争を仕掛けてくる。
※神聖ナントカとかって国は悪の枢軸国。
そして巨大軍事国家の名前はドイツっぽかったりする。

物語の導入なんでこれがないと話が始まらないからしょうがない。
心のそこでは
(金持っているヤツは悪い事してるに違いない、俺はこんなにも善人なのに)
(はっ?俺が貧乏なのは善人だからだ!)
(善人は悪を裁かねばならない!)と肥大化して行ったりすることが往々にしてあります。

なぜでしょうか?

本当の歴史が小説に影響するのは当り前、先の大戦でのドイツのポーランド侵攻やロシアによるウクライナへの侵略。アメリカの軍事力による恫喝に近い支配などがネーミングに現れていると私は感じました。

(どっかで聞いたことあるな?)ってイメージの言葉ありますよね。
去年話題になったオデーサ作戦ですが私の頭の中では機動戦士ガンダムのオデッサの戦いなんですね、あのドムがジェットストリームアタックするヤツ。

まさかのドム繋がりw

オデッサってホントにあったんだ!と思いましたね。世界大戦でもソ連が戦ってたみたい。
その何となくの戦場での緊張感みたいなものがアニメに勧善懲悪じゃないリアルに拍車をかけていたのかも知れません。いや絶対そうだよ!
だってさっきの巨大軍事国家の名前が
「神聖ファーファ帝国」だったらダメだろう?
伝説の勇者の剣の名前が
「炎神剣ボロネーゼ」だったら歯が欠けてるよね?
最高の召喚魔法が「ギガコーナィウェン」だったら嫌だ。それにこれはかけられたくない。

最後に言葉のイメージ逆にして最後の戦いを書いてみる。

主人公ギロティンは長い戦いの旅の末に宿敵を追い詰めた。残虐非道な神聖ファーファ帝国の司令官(串刺し公ミルポン)だ。
俺の故郷(スケベボッチ)でなんの罪も無い人々を残虐に殺戮した。
「…待てっ!ミルポン!にげるつもりかっ?」
一斉に俺に殺意が向けられる、2体…ヤツの子飼いの特別護衛兵はもはや人間では無い。その証拠に巨大なハルバードを装備している。

「…気安く呼んでくれるなよ…」ヤツは振り向きざまに魔法を放った!「マカロンっ!」
(!?)
何も飛んでこない?しかしその圧で動けない!
「城ごとくれてやるわ!下郎っ!」踵を返すヤツに黒い影が伸びる!「これはっ?」
「隕石召喚魔法も知らんのか…死ね」
ゴゴゴゴゴゴ
こんなもんで死ねるかっ!
「サビザン.オオスギフザーケンナ!」
「エッモウ.カーイーギナー.ンコナイダシ.タヤン!」
俺の右手に魔法のエネルギーがたまる、
「くっ!間に合えっ!
「デパスっ!」ドカーン!

舞い上がる粉塵はマカロンメテオの破壊を確信させた。間髪入れずに2人の護衛兵を仕留めなければ!
「連発!ギガコーナィウェン!」剣先より飛ぶエネルギーが護衛兵の口を捉えた!
みるみるうちに膨らむ口腔内、どんなに怪力でも呼吸出来なくては。俺は次の魔法の詠唱に入った。
「ユーアーサーヒーゲーター!」
「キッコメンッ!」
余裕をこいていたミルポンは護衛兵の巨大口内炎を魔法で破壊した。
「何をしている!私が脱出する間も稼げんのかっ!ピピン!タンゴ!」
「ミルポンのオッサンよぅ…もう遅いぜ…貴様が開けた天井を見なよ」
破壊された天井と床には黒い液体。

「…なんじゃ?これは…はっ!まさか?」
慄くヤツに俺は言った。
「ソイズレイン!(薄口しょうゆの雨)」
悶絶する2人の護衛兵にとどめを刺した俺は師匠から受け継いだ(炎神剣ボロネーゼ)を斜に構えた。
剣聖で師匠(パンストール)も許婚だった
(ヤリマ)もコイツに殺された。2人でよく行った(ケツニーキビの丘)ももう俺の心の中にしか無い。
嬉しさか怒りか…剣を握る腕が震える…

「…待て勇者よ!聞いてほしい事がある。これは命乞いでは無い!」ミルポンの強い言葉に俺は歩を止めた。嘘ではない確信を感じたのだ。
「…今お前に殺されたピピンとタンゴは私の息子達だ…」
「何っ!それがどうしたっ!貴様を殺すのに変更は無いっ!」

「今こそ教えよう!何故私が息子を怪物にしなければならなかったのか?何故お前の村を根絶やしにしなければいけなかったのかを!」


俺は混乱していた、(ころせ!)(殺せっ!)
(仇をとってくれよ!にいちゃん!)
(アタシはまだ生きたかった!)
(せめてコイツは地獄へ引きずり込む!)

村人の幻影が俺に語りかける…そうだ!生かしちゃいけない!
再び剣を強く握った刹那
「「ダメっ!」」
愛する(ヤリマ)の声が響いた!
震えながら膝を着く俺の横には師匠(パンストール)の幻影があった。
(我が流派エイトデニールは活人剣だ)そう言って消えた。
身体が消えてもこんなバカ弟子を気遣ってくれるのだ。
「ヤリマ、師匠…俺決めました本当の敵を倒します、それがみんなの仇だと思うから…」

ミルポンに向き直った俺は力強く言った。
「テメェを許した理由じゃないが他に黒幕がいるのを感じていた。情報をくれ」

ミルポンの話では3人の黒幕が辺りを侵攻しながら国内外に強い支配力を持っているとの事だった。
1人めは圧倒的な恐怖と暴力で人々を支配する暴君(暴殺帝ガンジー)ヤツに言葉は通じず、毎日部下も殺されている。
2人めは(マザー)人身売買や薬物に精通したマッドサイエンティストでもある。
ピピンとタンゴを生体改造したのもこやつで絶対的な帝国の金庫番。
3人目は(聖徳太子)と呼ばれているがその出自は不明、実際帝国を操っているブレインだ。

ミルポンはそれだけ話すと倒れ込んだ。
どうやら機密を話すと死ぬ呪いがかけられていたらしい。
「…勇者ギロティンよ…ワシの故郷もファーファ帝国に蹂躙され国民はモンスターに変えられた。復讐の機会を待つ為に外道を繰り返してしまったのだ…すまなかった…」
俺は(炎神剣ボロネーゼ)を鞘に収めると歩き出した。
地獄の悪鬼が統べる帝都(フランフラン)へ。
          
                 

帝都は遠くだがその剣は折れず。

ね?嫌でしょ?違和感凄いでしょ?も〜何かオブラートに包んで寿司食べる様な気持ち悪さを感じる筈です。

その点小林製薬は上手いですよね〜!
私はガスピタンやアットノンよりコリホグスとかのどぬーるが好きです。使用方法は言ってるが治ると謳わないその男らしさにしびれます。

結果、「イメージダイージ」w














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