月 竹取物語
去年ベッドに横になったまま月が見られるように模様替えしたのは正解でした。
今夜の月はいつもより発光しているけれど、今日はスーパームーンの日ですか?
それとも普通の満月でしょうか?
窓を開けてみて
美しい月夜ですよ。
1年前も同じように月を眺めていた時に
ある事を思い出した事を思い出した。
今日はそんなお話し。
🌝🌝🌝🌝🌝🌝🌝🌝🌝🌝🌝🌝🌝🌝
去年の私は月を眺めながら、
子供の頃に読んだ竹取物語を思い出していました。
竹取物語は好きですが
悪女なかぐや姫。
その美しさから多くの男性に求婚されるかぐや姫。
月の姫は、存在感も透明感も造形も異次元の美しさだったのは想像できますよ。でも
一般的な常識範囲ですが
『お断り✋』
とはっきり言えば、お相手は諦め最速スピーディーに解決するはずなのに
無理難題を押し付け
それさえクリアすれば結婚できるのだと変に期待感を持たせた後、はたき落とすスタイルは
世界中どこを見てもかぐや姫だけじゃないでしょうか?
かぐや姫は月に帰りたいのだから、地球のメンズ達に用は無いのだろうけど
時代背景から考えても残されたご両親の立場はどうなったのか。
その後も気になる展開を盛大に前フリして去ったかぐや姫は話題に事欠かないお方です。
お戯れにもほどがあります。
立つ鳥跡を濁さず。
と言う言葉があるけど
かぐや事変後に生まれた言葉かも知れない。
それから
年齢を重ねたご夫婦にとって、かぐや姫はとってもとっても愛おしく可愛くてたまらなかったと思うのです。
それは同時に励みにも、悩みにもなって、育てるのはさぞかし大変だっただろうと思います。
そんな手塩にかけて大切に育ててきたかぐや姫が、月を見上げて恋しがる姿を見るのは複雑な想いと葛藤があったのではと思います。
一方、かぐや姫はと言うと
月へ帰りたいと宙を眺めては
無力さと罪悪感を、同時に感じているかのように描かれていた気がするけれど
割と喜び勇んで帰って行ったように感じたので、子供心にそりゃないよ。と思ったんです。
育ててくれてありがとう
お礼にこれを、、、
という返礼も無く
本当に何も無く
後に残ったのは寂しさと騒ぎの気配という幕引きに
びっくりした。
いやいや竹取物語はそうじゃないよとか
独自の見解がある方はコメント欄にどうぞ〜
桃太郎は鬼退治という成果を上げご両親や村人に恩返しした形でしたし
さるかに合戦やカチカチ山もその路線。
かぐや姫は、、、
物語の途中途中で分かるけど、分からんよ。という類の釈然としない想いを抱かせる斬新さと、月の姫という地球外生命体を起用した昔ばなしは私が知る限りかぐや姫だけです。
美しい月を眺めながら、何の役にも立たない思考を巡らせている私もどうなのかというのは遠くへ投げておきました。
まぁとにかくそんな事を思い出しながら
去年とあまり変わり無く月を眺めている自分にもびっくりです。
おしまい。
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