見出し画像

一人三役

どうも、別格です。

先日、就職支援セミナーに参加しましたときに「求められる人材になりましょう」と云う話の流れで「一人三役」というコトバが耳に入りました。

言わんとすることはわかるんですけど、そんなに役って必要でしょうかね。

優秀な人材なら三役くらいこなせないと、とおっしゃるなら、役職をお持ちの方々ほど三役兼ねられないものなんでしょうか。

下っ端にそれを求められても、給与が三役分出るわけではないし。

三役分の仕事を把握することは必要だと思う。

ひとの仕事を知ることで、自分だけの無理を押し通そうとせず仕事が円滑に進むだろう。

また自分が突然抜けることになっても他の誰かが埋めてくれると云う安心感もある。

でもそれは一人が三役を「こなす」のとは違うだろうと思う。

ひとりで三人分頑張ることではないのだ。

俳優の古田新太さんが、どんな役がくるかわからないからダンスの稽古もしていた、と聞いたことがある。

その時々に与えられた一役を精一杯受けられるよう三役分、またはそれ以上の準備をしておいたほうが、チャンスの女神の前髪を掴めるだろう。

でもあくまで舞台に立つその時は一人一役だ。

会社が「一人三役」を求めると言ったとき、それはどんな意味を持つコトバなのか、解釈を一致させておいたほうがいいなと思った次第です。

今日も読んでくれてありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?