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第28回 上海の街並みと東京。ドメスティックなグローバルから抜け出そう!

こんにちは、stです。 今週は大切な話をしようと思います。

先日、上海人の親友と久々に話をしました。

それにしても、もう7、8年前に、上海はとっくに東京を超える大都市になってしまいましたね。
いろんな意味でその規模や豪華さや街の面白さや食の美味しさ豊富さは、東京の何倍にもなるわけです。

いまさら感で新しく開発されていく渋谷のビルを見ていても、安っぽいハリボテ感が満載ですが、上海のたんまりお金をかけて世界のトップ建築家が作ったビル群はとても美しく豪華であり、また、それと対象的に残っている古くからの老朽化した住宅の融合はとても“味”があります。

「未来と過去の融合」という言葉は上海のためにある言葉でしょうね。
一方で、東京は「中途半端な未来と中途半端な過去の融合」とでも言うべきでしょうか。

今やITについても後進国と言わざるを得ない状況の日本。それは全くもってインフォメーションテクノロジーを理解していない、活用していないお役人の人たちを見れば明らかですし、ここからさらなるIT弱者国になる予感がありますよね。

日本は果たして先進国なのでしょうか?
先進国、とりわけ日本はインフラとかルールとか早くに整ったこともあって、今となってはそれがとても古くて時代遅れだったりします。
一方で、現在発展途上している国々というのは、インフラも現代的で最新のものを整備しているし、それに伴ったルールの導入等により、実は先進国よりもはるかにスマートで快適だったりするわけです。


とまぁ我々にとってまさに未来のない話を書きましたが、ただ嘆いていても仕方ありません。
じゃあどうすればいいのでしょうか?

僕はもっと今の30代から50代の人たちが頻繁に海外に行き、それも2泊3日とかではなく、最低1週間〜2週間現地で過ごすようなそういう旅をするべきだと思います。
それが大きな解決の糸口となるんじゃないかと思っています。
そんな時間はない?そんなお金はない?本当に?

僕は20代30代の頃は国内外をよく旅していましたが、今思うのは日本の40代50代こそもっと海外を旅して「井の中の蛙」にならずに世界を肌で感じるべきだと強く思います。まずは隣国からでも。
なぜなら、ずっと日本の中にいて日本の中を慌ただしく動き回っているだけで、そしてニュースやネットのみで隣国や海外の国をある程度知ったつもりになっていても、実際にそこに行って現地の人たちと交流して、現地の交通機関やお店を利用して、そこの食べ物を食べて過ごす事は全く別物なわけです。

それをせずして、グローバルな人間になることは難しいし、グローバルな国や社会になることはないだろうと思います。
体験なければ机上の空論になりがちですね。

政界でも各業界でも学校でも、そこのリーダーや教育者が、ただ書物やネットだけでグローバルな視点を体験してるつもりになっている限りこの国は変わらないだろうと思います。
海外に飛び出したことのないリーダーたちがITだ、DXだ、といっても本当は分かるわけがないですよね。

きっと、日本のDX化がはるかに遅れていたり役所をはじめとしてIT弱者国であったりするのは、そこに根本的な原因があるんだと個人的には感じています。

政治家であれ、大企業であれ、中小企業であれ、教育機関であれ、芸術分野であれ、スポーツであれ、本当のグローバルな視点を持っていない人がトップに立って、そこに未来があるわけがないと思うわけです。
そういう意味では若い世代に期待なんでしょうね。中年の人たちが難しいのならば、若い世代の人たちこそいろんな国に行きいろんな体験をしてほしいなと心から思います。
そう、YOASOBI がコーチェラに出たようにですね。

リニアで揉めてる日本ですが、気がつけば、上海ではとっくに10年以上前にリニアモーターカーが開通しているわけですし(すごく速いですよ!)、コロナ禍以前からとっくにキャッシュレス社会になっていたわけです。
と話したところで文章だけではさっぱり体感として伝わらないと思います。

そういう僕も4、5年前まで毎月上海や広州やソウルに行っていたのが、今やすっかり楽をして行かなくなってしまいました。結果、停滞&自己満足。

そんなことを考えながら、
やはりいつまでも動ける中年になろうと思うこの春です。

また来週。 Just Travel It !

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