親に落ち着いてもらう二つのストーリー
塾をしているとき、重視していたのが親との面談。少なくない親が、子どもを牢に閉じ込め、「勉強したの?」「宿題まだじゃないの?」と監視ばかりする牢番のようになっていた。子どもは親の刺すような監視の目ですっかり嫌気をさしており、それが学習意欲をひどく落としていた。
こういう場合、残念ながら、子どもの学習を一番邪魔しているのが親ということになる。けれど親を罵ったり責めたりしても変わらない。むしろ防御的攻撃的になり、事態は悪化する。そこで面談では、二つのストーリーを親御さんに伝えるよ