早い方が良い

20歳まで、のらりくらり暮らしていた自分が言うのもなんだけど、人生はやりたい事は早い方が良いと考えている。

行動をするのは何かを得るためで、何かを得るのは早い方が、その後の長い人生において、長く利益をもたらしてくれる。

単純な例だが、人生を100年として
・95歳で家を買うのと
・20歳で家を買うの
とでは「家」の持つ総体的な価値が違う。

前者では5年のみだが
後者なら80年間
家を持つ恩恵を得られる。

仕事も同じだと考えていて、
僕は会社経営を22歳で始めたが、比較的早くて良かったと思っている。

僕は単純でおバカなので
「早ければ、成果がでなくても、10年後には”創業10年”て言えるじゃん」などとしか考えていなかった。

それも一理あるが、経営してきたこの10年は、僕の人生観を大きく変える学びが多くあったし、経験できないことを多く経験できた。

この「学び」や「経験」も先程例に挙げた「家」と同じで、20歳で学ぶのと、95歳で学ぶのとでは全く総体的に価値が変わってくる。

この若い頃に得た、経営の学び、経験はこの先80年もの間、僕の人生の中で活きてくれる。

「いつか起業する」と50代や60代で起業するのも良いと思う。
けれども20年、30年、40年も、学びや経験を先延ばしにすると、その間の利益を逃す事になり、人生全体として得られる「起業」の価値は少なくなる


昔の人が「若い頃の苦労は買ってでもしろ」と言ったが、僕はこの言葉は基本的に嫌いだけど、合理的だとは思う。

若い時に苦労する方が、その先の人生でずっと、その苦労によって得られた「何か」が長い間、価値を持つようになり、結果的に、苦労した分よりも利益が上がるからだと思う。

だから、僕自身、若いうちに起業して良かったと思うし、起業したいと思っている人は早い方が良いと考えている。

起業しない理由に
・お金がない
・技術がない
・時間がない
・人脈がない
・計画がない
などの理由がある。

「何をするか」によるので一概に言えないが、莫大なお金が必要な事業でないなら、準備も計画も大切だけれども、僕は早い方が良いし、最低限で良いと考える。

サラリーマンをやりながらでも副業として事業をすることもできるし、週末に事業を始めることもできる。
就業規定で出来ない場合もあるが、妻を代理人にして行うこともできる。

身の丈に合わない投資をせず、銀行からお金を借りたり、従業員を雇ったりしなければリスクも少なく始めることはできる。

始めることで、人脈も計画も時間も作れるようになってくる。

もし、僕が小学生に戻れるなら、夏休みにでも自由研究とか言って、小学5年生くらいから会社経営を始めたいくらいだ。

売り上げがなければ、社会保険も税金もかからない。
扶養から外れることもない。
年間で、何もしなかったとしても、会社を維持するには法人税や法人住民税で7万円くらいしかかからないのだから、小学生だろうが、年間7万円くらい、親の肩叩きでも稼げる。

僕ならそうする。
「小学生起業家」それだけでも話題性はある。
始めれば、お金も人脈もマーケティングや営業、投資、学ぶべきことも自ずと見えてくるから。

これは起業だけの話じゃない。
旅行、恋愛、投資、技術、家、車、物等、あらゆる経験や学びは、早い方が、これからの長い人生で価値が高くなると考えている。

立ち直れないほどの失敗をしなければ、細々だとしても、やる価値はあると考えている。

おわりに

ネット販売の戦略で「ロングテール」という言葉がある。

ニッチな商品(売れ行きが少ない商品)でも、長い間、少しずつ売れる事で、結果的に人気商品よりも売り上げが上回る販売戦略のこと。

人生でもこのロングテールは起こりうると考えている。

爆発的な成功でなくても、細々でも、始めれば少しずつ価値を帯びてくるものだ。

10年後、30年後、50年後、準備が出来たらなどと言ってるよりも、早く始めた方が、100年の人生では価値を持つだろう。

僕もあっという間に35歳になってしまった。
偉そうなことを書いておきながら、先延ばしにしていることがたくさんある。
叶えたい夢がたくさんある。

焦る必要はないが、早くやろう。

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