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読書記録『無いならメイクで描けばいい』

友人と本屋さんを歩いているときに、その友人が見ているYou Tubeチャンネルの配信者の本がありまして。


一人で本屋を歩いているときには確実にスルーしていただろう本。こういうのは確実に何かある。というか自分の視野が広がると思い即買い。


著者のGYUTAE(ギュテ)さんという男性は、メイク動画をYou Tubeで配信しています。


メイク動画や美容のことを配信できる男性というのは、イケメンで自分に自信があって万能タイプの人だと思ってました。


しかしこのGYUTAEさんという方は、昔からコンプレックスの塊だったそうで。韓国の血が少し入っていて、お母さんに女手一つで育ててもらったバックグラウンド。
高校生のときにいじめに遭ったこと、脱毛症という病気に悩まされたこと、うつ病にもなったこと。メイクを始めたのも自分のルックスへのコンプレックスからとのこと。


変わり方がエゲツナイ



YouTubeにしてもTiktokにしても、伸びる人というのはやはり何かしらの理由があって。おそらくこの人がもとから超イケメンで、悩むことなくメイクをこなすような人だったら、ここまで見ている人の心に刺さるメッセージは届けられなかったのだろうなと。



繊細でたくさんのコンプレックスと向き合ってきたがゆえに、そのメッセージで救われる人がたくさんいるんだろうなと思います。



それにしても、メイクってすごいですね。



コンプレックスって人それぞれだと思いますし、今の時代その克服の仕方も、メイクなり美容整形なり写真の加工なり、その人が一番ハッピーになれるやり方でオールOKな時代かと思います。



自分はメンズメイクにはおそらく手を出せないだろうなと。というのも、あまりにも手先が不器用すぎるので、どんなに頑張ってもバカ殿みたいに仕上がると思うからです。

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