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ゴールは目の前だ

皆さんこんにちは。
今回はリハビリのことについて書いていこうと思います。約8ヶ月間、最初は本当に地味でマットの上でしかリハビリができない状態から、スパイクを履いてボールを蹴れるようになるまでたくさんの時間を要してきました。細かく書いていくととんでもない量になってしまうので、この8ヶ月のリハビリプログラムを簡潔に書いていきます。

術後1週間 松葉杖歩行 膝関節屈曲90°
術後1ヶ月 正常歩行 片足立位(左右差なし) 膝関節屈曲120°
術後2ヶ月 バイク開始 膝関節伸展0°
術後3ヶ月 ジョグ開始 軽いボールタッチ
術後4ヶ月 ランニング開始 両足ジャンプ
術後5ヶ月 ダッシュ 片足ジャンプ 両足着地 切り返し ターン 
      怪我をした日から165日ぶりにスパイクを着用
術後6ヶ月 コンタクトなしボール回し キック 片足着地
術後7ヶ月 対人ドリブル コンタクト 部分的に全体練習合流

簡潔にまとめると短く感じますが、このリハビリ期間はものすごく長かったです。膝がなかなか曲がらない、伸び切らない、数ヶ月経っても走れない、ボールが蹴れない、ジャンプに対する怖さ、常にある違和感、みんなが練習しているの中ずっとリハビリ、順調に進むこともあれば、思い通りにいかないこともあり、心が折れそうになることもありましたが、なんとかここまで進んでこれました。

もうすぐオペをしてから8ヶ月になります。本当にここまで長い道のりでしたし、ようやくここまできたかと、毎日の練習を噛み締めています。
今まで当たり前のように練習をし、試合をし、楽しくやってきたサッカーが全くできなくなり、ここまで長い期間ボールを蹴れないのは初めてでした。この経験をしたからこそ、毎日サッカーできることは決して当たり前ではないし、本当にサッカーって楽しいなと心から思えるようになりました。
今現在、痛みはほとんどないですが、やはり再建手術をしているので、練習に合流できている今でも違和感や左右の感覚の違いは感じています。これは向き合っていかなければいけないものなので、少しでも違和感をなくしていくために時間をかけてトレーニングを続けていきたいと思います。

まだシーズン序盤ですが、チームは昇格を狙える位置にいます。だからこそ、復帰したからといってすぐに試合に出場できるわけではないし、熾烈なスタメン争いに勝たなければいけません。怪我をしてからの昨シーズン、今シーズンとピッチの外から試合を見て、様々な感情になりました。特に今シーズンは結果が出ているので、嬉しく思う反面、悔しいと思う気持ちが本当に強いです。

この8ヶ月間、復帰するために懸命にリハビリを続けてきました。地味なことから辛いことも、本当に長い期間我慢しながら頑張ってきました。自分で頑張ったというのは違うかもしれませんが、この8ヶ月間は経験した人にしかわからないものがあります。強い気持ちで必ずスタメンを勝ち取って、チームに何も貢献できなかったこの8ヶ月間を取り戻せるように、チームの力になれるように頑張りたいと思います。

そして何よりサッカーができることに、ずっと応援して復帰を待ってくれている人がいることに、ずっと支えてくれている家族がいることに感謝をして、楽しんでプレーしたいと思います。


復帰までもう少し。さあ、ゴールは目の前だ。

                                 篠﨑 輝和


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