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レザークラフト 文庫本カバー完成 次に活かすこと

ゴールデンウィーク中に少しずつ作っていた文庫本カバーが完成しました。久しぶりに作品を完成させて、達成感があるものの、今後も続けていくならば、課題も多いため、復習していく必要があります。

型紙を作り、きれいに切り出す

今回の作品において、型紙を切り抜く時点で既に失敗しているため、革にけがいて線をいれる時点でガタガタでした。

失敗したとき型紙の再利用ができないことと、作りたい作品の寸法と型紙の寸法が合っていない

レザークラフトの型紙がないため、今回文庫本カバーを含め6作品分購入しました。データはPDF方式なので、プリントアウトすれば何度でも使えます。

今回の文庫本カバーの型紙は、切り抜きがうまく行っていないため、再利用ができません。失敗したらコンビニで印刷しなければならない為、どうしても、型紙を切り抜く際にプレッシャーを感じます。

また、私が持っている書籍はビジネス書が多いため、文庫本カバーでは、サイズが合っていません。完成しても利用する機会がないので、本当に試作品というか、ただの練習台となってしまいました。

切り出しは、自分のやりやすい方法で。Youtubeやスクールのやり方が自分にとって正しいとは限らない

革包丁を使った押切ができれば、動画映えしますが、私はユーチューバーでもインストラクターでもありません。私の制作風景を公開するわけではないので、自分にとってやりやすい方法でやっていこうこと思います。

私は、自分が納得できる作品を作るのが目的です。もちろん技術も向上できれば、それに越したことはありませんが、目的と手段が入れ替わって自己満足もしくは挫折するのは本末転倒です。

この5年間レザークラフトから遠ざかっていたのは、まさに「挫折」です。

ある程度の曲線は、丸型の彫刻刀を使うことにする

曲線をキレイに切る方法を調べてみたら、丸型の彫刻刀を押切すると、キレイに切り出せることわかりました。

別たちや革包丁でリズムよく細かく押切しなくても、一発で切り落とせるのです。実際に試してみたら、思いの外キレイに切り出すことができました。

ただ、大きい曲線については、彫刻刀のサイズが合わないため、押切はできませんが、そもそも曲線が広いものは、革包丁などで普通に切り出せるから問題ありません。

この切り出しは、型紙や革本体でも使えるので、今後はこちらの方法で切り出していきます。

へり落としが汚い。そもそも道具のサイズがあっていないかも

解説動画のへり落としは、キレイにしかも引っ掛かりが無くスムーズにへりを落としています。わたしは2本へり落としを持っていますが持っているへり落としは、幅が広く、そのため、かなり広範囲でへりを落としてしまいます。

へり落としは意外とお金がかかるので、2本あるうち、比較的幅が狭い方を暫く使ってみて、どうしても幅が狭いほうが必要なら買い替えを検討してきます。

それよりも、切れ味が悪く、引っ掛かりがあるため、メンテナンスをするほうが先かもしれません

コバ磨き、やり過ぎはよくないかも?

Youtubeの解説動画では、帆布を使ってコバ磨きをしていますが、やり過ぎは良くないかもしれないと感じました。

確かに、キレイに光沢が出てきますが、調子に乗って磨き続けたら、コバの光沢が剥げてきたような感じがしました。


帆布が原因かもしれないし、トコフィニッシュの量が足りないかもしれません。特にコバをヤスリで整えたところが特に剥げやすいような気がしていますが、原因がはっきりしていません。あまりコバ磨きが得意ではないので、回数を重ねて、「いいところで、コバ磨きを止める」というのを見極めていきます。

平縫いは、他の工程に比べてマシだったと思います。

Youtubeの動画でわかりやすく解説していたので、表も裏もキレイな平縫いができたと思います。

レザークラフトから遠ざかる以前は、我流でやっていたため、縫線はガタガタでした。きちんと縫い方を学べば、キレイな縫い線になります。今回の作品づくりで唯一まともだったと思います。

課題は、最後の返し縫いと糸の始末

返し縫いのやり方と糸の始末は、何度も動画を見ながら、何とかできたという感じです。特に最後の糸の始末で、表から来た針と糸を裏側の針と糸に潜らせて、再度表から来た針と糸を同じ穴に通す、その際に交差した部分を縫い穴に入れ、切って余った糸を縫い穴にいれるという工程がうまくできなかったので、反復練習する必要があります。

さいごに

今回の文庫本カバーは、シンプルな作りですが、基本がきちんとできていないと難しい作品でした。今回は特に切り出しの時点で、失敗しているので、キレイに切り出せるよう、カッターナイフなど、メンテナンスもしっかりとやっていこうと思います。

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