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【詩】催花雨

(はじめに)

 前回の投稿から2週間が過ぎてしまいまし
た。記事を掲載しないあいだも、過去の作品
に「スキ」をくださったり、アクセスしてい
ただき感謝しています。応えなければいけな
いと思いまして、詩を書き下ろしてみました。
 新鮮な詩を楽しんでください。

……………・……………・……………・……………・…………

 催花雨


小鳥はツツジの門を潜ろうとするも
風があるため上手くいかない
聞いたことのある母音が
懐かしさを連れてきた

バームクーヘンのように
何層にも重なって世界はつくられる
そんな内容の散文詩を読んだ月曜日
黒髪に隠れた素顔は見えない

コンパスは常に希望をさした
迷路に陥っても(信じていた)
雨に閉ざされた部屋で
知らずに触れてしまった孤独があった

駅に向かっている途中
かくれんぼしてる
まだ 見つけられない言葉を探す
あの鳥は わたしかもしれない



…………・…………・…………・…………・…………・………

     イラストお借りいたしました
      ありがとうございました

…………・…………・…………・…………・…………・………

(ちょっとだけ解説)

 催花雨(さいかう)は、3月下旬から4月
上旬にかけて降り続く雨です。色々な花を咲
かせる雨という意味もありまして、新生活の
はじまる季節、多くの人が花を咲かせるため
羽ばたいて欲しいと願いを込めて書かせてい
いただきました。上手に羽ばたくことに越し
たことはありません。たとえ上手に羽ばたけ
なかったとしても、自分なりの格好で高みを
目指している人を、私は尊敬しています。


 お読みくださいまして、ありがとうござい
ました。


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