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「ビジネスローン」で資金調達するメリット・デメリットとは?

起業時や事業を行ううえで欠かせない「資金」。資金調達には自己資金や出資を募る方法、融資や補助金などさまざまな方法がありますが、「ビジネスローン」を利用するという選択肢もあります。

今回は、ビジネスローンのメリット・デメリットをお話しします。

ビジネスローンとは


ビジネスローンとは平たく言うと事業資金専用のローンです。

提携業者は銀行や信販、クレジットカード会社、消費者金融などで、個人事業主または法人が利用対象となります。

用途は事業関連のみとなり、生活費などに使用することはできません。

【ビジネスローンで調達した資金の使用例】
 ・新規事業の立ち上げに
 ・改修や増設などの設備投資に
 ・運転資金への充当
 ・広告宣伝費として
 ・取引先への支払い金

ビジネスローンを利用するメリット


ビジネスローンはスピード・金額・申し込みのスムーズさなど、使い勝手のよさが特徴です。

・融資にくらべると早く資金を借りられる
・個人事業主でも年収の1/3以上の資金が借りられる
・ネットから申し込めるケースも多く使い勝手が良い

融資の場合は借入金の振り込みまで1~3ヶ月を要しますが、ビジネスローンは長くても2週間程度で借りられます。

申し込みから振り込みまでのスパンが短く、取り急ぎ資金を調達したい場合に重宝するでしょう。

また個人で借入する場合、総量規制(年収の1/3以上の金額を借りられない)という決まりがあります。しかしビジネスローンはあくまでも「事業に対し貸し出すお金」なので、年収の1/3以上の金額でも借りられるのです。

なお、ネットから申し込める金融機関なら、申し込みから審査まで店舗に出向くことなく行えます。
忙しい事業主でも利用しやすいのは大きな魅力です。

ビジネスローンを利用するデメリット


一見すると魅力的なビジネスローンですが、デメリットもあります。

もっとも大きなデメリットは「金利の高さ」です。

・融資に比べ高金利(15~18%)
・数百万円程度までしか借りられないため、大規模な設備投資には不向き
・借入履歴が未来の融資審査に影響することもある

「創業融資」などの融資の金利は、高くても2%程度です。
一方ビジネスローンの場合は15~18%と、かなり高金利に設定されています。

一般的なクレジットカードの「リボ払い」の上限金利(15~20%)と同じぐらい、と考えるとその高さが分かりやすいのではないでしょうか。

個人のショッピングよりさらに高額なお金を借りるビジネスローンでは、多くの利息を支払う必要があるのです。資金調達をしたいからといって、無計画に利用するのは危険といえるでしょう。

またビジネスローンの借入可能額は、高くても500万円程度が上限といわれています。審査によっては希望額を下回る金額しか借りられない場合もあり、「大規模な設備投資をしたい」という場合には向いていない可能性が高いでしょう。

ビジネスローンで借入をすることで、将来受けたい融資審査に影響する場合もゼロではありません。

ビジネスローンの利用は計画的に


ビジネスローンは事業目的ということもあり、個人の借入に比べて大きな金額が借りられます。まとまった資金を手にすることで、さまざまな事業戦略に活用できるでしょう。

ただし、あくまでも「金利の高いローン」であることを忘れてはいけません。
安易に借りるのではなく、返済プランを立てて「○年で確実に返せる」という確証が持てる場合にのみ利用を検討しましょう。

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