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日記)日常系

ウィズコロナでもナウコロナでもいいんだけど。今日は頑張って散歩に行った。

近所の公園は結構大きくて。唯一人々が気楽に行ける場所なので、日に日に人が増えている。一応ルールとしては家族と恋人にしか会えないってことになってるけど。そのルールが守られていたのは先週くらいまでの、今週は「まぁ屋外ならいいでしょ」って感じで人がわさわさいる。

村上春樹さんが昔のエッセイで書いていたように。イタリア人はジョギングでさえも友達と一緒にしたがる。だから2−3人のおじさんたちが、楽しそうにお喋りしながら走っている。

そこに、ダブルデートというか、恋人たちx2みたいな感じの高校生くらいのグループがいて、3世代の家族が歩いている。一応警察の人がずっと車で見回りをしている。

こんなのだからといって、前に戻ったというわけではなく。

くっつくの大好き、友達同士でも腕を組む人たちが、なんとなーく1mくらいの距離はあけているし。チャオチャオバーチバーチ(bacioはキス・バーチはキスの複数形)の人たちも、公園から出る時は手を振って別れる。

まぁ、お辞儀族の私や韓国人の友達は、「挨拶の時に頬にキスするべきか、悩まなくていいから助かるよね」なんて言っている。

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日常系というジャンルが好きなんだけど。

日常系 登場人物が各々の個性を発揮しつつ、「日常」を送る物語の事。「空気系」という呼び名が提案された時期もあったが、現在はごく一部の研究者しか使用していない。

そういえば、ジャンルとしての日常系というのはかなり前から存在してたんだなと思う。私は、明治百話とか、幕末百話のシリーズが好きで。その辺の、「こういう人がいました」っていうだけの話が好きだ。

あと、宮本常一本に出てくる、海渡って昔は遠くまで仕事にいったもんだよーみたいな話もすきだ。私の祖父の子供時代の話だって、今の子どもからしたらSF並に異世界だろう。え、電気なかったの?みたいな。

大体において、ちょっと前のことでも大過去になってしまうんだから、今言われている普通とか常識とかそんな大したもんじゃないんだなって思う。よくある、結婚式とかも調べたら最近のものですよ。みたいなの。

メールのマナーだけでなく、zoom マナーみたいなのも言われるんだから。

その文化圏が、何に関心があるかによって、使われる言葉って増えるっていうのをどっかで読んだような記憶がある。イヌイットの人には雪の種類の単語がたくさんある的なあれ。

それでいうと、イタリア語は文法的に過去形の種類がものすごく多い。過去というか歴史を書き留めることに熱心だったかからなのか。政権争いで勝った方が記録を都合の良い記録を残すためなのか。知らんけど。

で、ちょっと羨ましいのが、ポジティブな人への掛け声が多いところで。「ciaoベッロ!」とか男友達同士で掛け合っているのいいなって思う。ベッロはきれいとか、素敵とかそんな褒める感じの言葉だ。

そうやって、日本語でも友達に「おはよー今日も素敵だねー」とか「またね、すてきな人!」みたいに言えたらいいんだけど。まだまだ修行が足りない。

こちらは最近の私の恐れていること。

水曜日です

おわり


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