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うどん弁当のお話【詩】

近くにある うどん屋で
テイクアウトのうどん弁当を
初めて買ってみたんだよ


お昼前で 多少人は並んでいたが
早めに行ったので すぐに受け取れた

ずっと前から有名で
家族の中では僕だけが
この店の味を知らないという

でも たまには出来合いのものを
買って食べるのもいいかなと
たまたまそちらの方面に
用事があったので通りかかり
思いつきではあったのだが
食べてみることにしたというわけ

さすがに僕だけ食べるのは
なんだか気が引けてしまうので
家族の分も一緒に買って
家に持ち帰り みんなで食べた


僕以外の他の人は
すでにこの味を知っていたので
しかも美味しいと言っていたので
嬉しそうに食べてはくれたが
なにせ僕は初めてだから
違った意味で楽しみで
ちょっとワクワクしながらも
まずはひとくち食べてみた

美味い 美味いよ
何これ 本場の讃岐うどんと
おんなじ 全く変わらない

なんで今まで食べなかったんだろう

感動しながら 見る間に完食

味わうよりも腹が減っていて
かなり がっついて食べてしまった


初めて食べた この店のうどん
毎日うどんは ちょっとイヤだけど
たまには食べてみたくなった

冷やしの ぶっかけうどんなら
夏場に食べてもいいかもなぁ

ふつうのノーマルなかけうどんも
寒くなったら 一層いいだろう


とても小さな楽しみだけど
毎日の生活に彩りを添える
こんなことでもそれなりに
僕の生き甲斐になりそうだ



(20220506/私之若夜=しのわかや)
※これは以前投稿した記事の再掲です。
 写真はCanvaからいただきました。