玉葱【詩】
玉葱で涙する…
なんて最近では聞かないなあ
実際
目に染みる…
なんていう玉葱自体を
見つけることのほうが難しいくらい
最近の玉葱は調理がしやすくなった
調理する人にとっては
喜ばしいことなのだろうが
目に染みない玉葱は
あまり
詩的ではないような気がする
自分としては
やはり
涙を誘ってこその
詩的な存在であり続けて欲しかった
鬼の目にも涙のオニオン…
なんていう具合に
親父ギャグ的な表現も
最早できない玉葱が 悲しい
(20220517/私之若夜=しのわかや)
※これは以前投稿した記事の再掲です。
全体の形式を変えて改編してあります。
画像はCanvaからいただきました。