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僕の詠む詩は響かない【詩】
言葉にすれば 見える聞こえる
そして出てきた答えは心の
闇に呑まれて消えてゆく
底なしの黒紫に
すっと沈んで とうとう見えない
響かない
響かないから伝わらない けど
「それでいい」「それがいい」
そう言って頷かないで
僕の詠む詩は
いつ どこで 誰が読んだって
そうは響かない
(20230601/私之若夜=しのわかや)
※これは以前投稿した記事の再掲です。
画像は Canva より頂
蜃気楼と白昼夢【詩】
目に見えるものすべてが
そこにあるわけじゃないって
気づかせてくれた蜃気楼
そして降ってきた流星のかけら
*
あなたは まるで 白昼夢
あたまの中で はじけそう
**
ピアノが奏でる真昼の夢は
クレオパトラの夢でした
(20220527/私之若夜=しのわかや)
※クレオパトラの夢(Cleopatra's Dream)は、
ジャズ・ピアニストのバド・パウエルの楽曲。
これは以前投稿
此れが詩でないと云うのなら【詩】
此れ等は詩ではない と云う
詩でないのだから詩と呼ぶな と云う
君等の事情は知らないけれど
詩でないからには 他に呼び方を 教えて欲しいが どうだろう
*
さてどうやら 詩とは何か が
己にしか通じない
それぞれの哲学であって
詩の傍らにさえ 僕の其れ等は置いてはもらえず
専ら賢い人にとっては
どうにも厄介な代物らしく…
*
時々 詩って何だろう って
悩むものだから困ってしまって
其れの
黄色い花が増えてきたかな【詩】
タンポポにちょっと似たような
花がたくさん咲き出した
草叢や道端を見てみると
似ているけれど
よく見れば違う花がいくつも
咲いている
キク科の植物は種類が多く
タンポポなんかによく似ていても
背が高いとか
葉っぱの形が違っているとか
花の色は黄色で
花だけ見てればタンポポっぽいけど
やっぱり他が違ってる
そんな野草の花たちが
今はたくさん咲いている
いちいち名前を調べることは
結構大変な作業
藤も咲き終わり【詩】
きれいに咲いていた藤の花も
枯れて落ちてしまった
花の命は そう長くはない
いよいよ夏らしさも増してきて
六月の蒸し暑い時季が近づいてきた
過ごしづらい 嫌な季節と言えばそうだが
この時季の雨は
適度に優しく降ってくれれば
野菜などの農作物や自然にとって
大切な水資源となる
降りすぎれば洪水や土砂崩れなどの災害に
発展してしまうから厄介だ
雨が多くなるこの季節の花と言えば
まず紫陽花を思