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C103(冬コミ)で推しの子の二次創作漫画を出しました。

タイトル通り、人生3冊目の二次創作漫画を出しました。
初めての二次創作漫画はC97で出したFGOの邪ンヌ。
(これは漫画というよりCG集に近いような形だが)

以降はコロナ禍だったり、オリジナル漫画に力を入れてたりと二次創作を書くことはなかった。

それから少し経って、昨年の夏コミ(C102)で推しの子の二次創作漫画を頒布した。

二次創作は二次創作なのだから自由に書いていいわけだが、個人的に下記点に気をつけて書いている。

・矛盾は書かない。
・表記は原作に準拠する。
・原作の未来に強く影響する話は書かない。

・矛盾は書かない。

それぞれについて説明すると、まず矛盾について。

例えだが、原作5巻の時系列で漫画を描くとする。
原作10巻で初めて見聞きする物事をこの漫画で描いてしまうと、明確な矛盾となる。

あらかじめifストーリーを描くことが目的な場合は問題ないが、単純に原作を読み込んでないことが原因の矛盾はなるべく無くすようにしている。

何せ購入者は二次創作漫画にお金を出してまで話を読みたいと思っている人間である(しかも原作より遥かにコスパの悪い商品だ)。

そこら辺のファンよりも濃いファンが多いことは考えるまでもない。そんなファンに「原作ちゃんと読んでるのか?」みたいな漫画を頒布なんてできない。

もちろん気軽に自分の萌えだったり燃えを共有できる事が同人の素晴らしさであるため、他の方の作品を糾弾する気は一切ない。

これは一応創作で飯を食っている人間の矜恃というものである。

・表記は原作に準拠する。

次に表記について。
これは作者に寄るとしか言いようがないが、キャラクターの喋る言葉にどういった漢字を当てるか拘りがある人は絶対にいるだろう。

正直作品内でも表記揺れはあるのだが、なるべくどういった漢字を開くのかきちんとリストアップして倣うようにしている。

そこまで徹底する必要はないと思うが、個人的なリスペクトとして自分は気にしている。

・原作の未来に強く影響する話は書かない。

最後の点についてだが、これは自分のスタンスが「原作にあったかも知れないが描かれなかったものを描く」なので、原作の未来に影響するようなことをなるべく描かないようにしている。

最初の点と同じで、矛盾しないことを意識してのことだ。

このシナリオの書き方を分かりやすく説明すると「原作のある映画のオリジナルストーリー」になる。

例として「ヒロアカ」の映画を挙げると、映画として見栄えをよくするために主人公は新しい武器を手に入れるのだが、ボスと戦った際にその新武器は壊れてしまう。

目新しさを生みつつ原作に影響を残さないテクニックだ。

余談だが、コナンの映画は原作者がシナリオどころか原画にも参加しているため、映画内で起きたことが原作本編に影響するどころか地続きになっていたりする。

話を戻そう。
そういうわけで自分は1冊の同人誌を作る際、めちゃくちゃ原作を読み込む。推しの子を描く時は同じ作者のかぐや様は告らせたいもチェックし、作者が好む展開や演出などをメモし、それを敢えて使うことで濃いファンも楽しめるような漫画作りをしている。

そのためたった20Pのシナリオを書くのに、オリジナル漫画の数倍の時間はかかる。

人にも寄ると思うが、個人的には二次創作でお金を稼ぐつもりはないため本にはグッズも付けて下手すると赤字みたいな頒布の仕方をしている。

夏コミみたいなお盆真っ只中のアホみたいに高い移動宿泊費で頒布するのは大変だ。

福岡から夏コミに参加すると2人サークルなので移動宿泊費はおよそ20万くらいになる。

特に弊サークルは両日参加のため、3泊4日とどうしてもお金がかかるわけで。

大してお金にもならないどころか赤字の中、オリジナルよりも制作に時間のかかる二次創作を何故やるのか。

楽しいからとしか言いようがないね!
でもまあ大変だから、よほど好きな作品じゃないと描けない。

そんな「好き」が集まってあの大きな場ができているのだと思うと、何とも凄いというか言葉にできない不思議な感覚に陥る。

ちなみにC103で2冊目の推しの子本を出す前、宣伝の一環として1冊目のノベルverもPixivにアップした。

漫画のシナリオを流用して書けばそこまで時間はかからないだろうと思ったが、意外にそんなことはなかった。

いや、意外にと言ったが別に意外ではないか。
漫画と小説ではシナリオの書き方が大きく違う。

漫画はとにかく省略を大事にする。小説だと気にならない会話が、漫画だと文字だらけになってしまう。

描写も絵があるので省略することができる。

そんな省略しまくったシナリオをそのまま小説にしてもスカスカな中身になってしまうのだ。

ただ正直なところ描写を増やすのは簡単なので、逆に描写を減らさざるを得ない「小説→漫画」という形でコミカライズしている漫画家さんたちの苦労に思いを馳せてしまう。

閑話休題。

C103に出した漫画はこれ。

相変わらずイラストのパワーがすごい。
冬コミでは初めて新刊完売というもの経験した。閉場3分前に。

個人的に新刊は切らさないがモットーなので、嬉しさと敗北感がない混ぜになった不思議な感覚だ。

これがオリジナルなら強気で刷っていたはずだが、二次創作なので刷りすぎると単価が安くなり黒字になってしまう。買えなかった人には申し訳ないが、追加で刷ることはないだろう。

正確に言えば平時に刷り増しすることがないだけで、流石に次のイベントでは少しだけ追加で刷って持っていくつもりだ。

とはいえ毎イベントで刷ってしまえば結局大きな黒字になってしまう。
二次創作は次のイベントで終了のつもりだ。

全ての在庫がなくなって少し経ったら、webで全文公開してオリジナルだけを描く日々に戻るだろう。

推しの子の2期が始まったらまた描きたみが強くなり何かを出すかも知れないが、それはその時に考えることとする。

そういえば夏コミはアニメ1期が終わったばかりのため仕方がないとして、冬コミでも推しの子本が少ないことが意外だった。

二次創作畑で生きていないので想像しかできないが、色々とあるのだろう。
でももっと気軽に描いてくれてもいいのに。推しの子の漫画あったら買いに行きます。おわり。

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