DTM歴1年になった、さて何を強化しよう?
どうも、しのです。
最近なんかやたらとnoteとかに自分の考え方の整理用にいろいろと書きたい欲が湧いてきてます。それが世間一般的にいいとされるかどうかは置いといて。
さて、そんなわけで今回はおおよそDTM歴1年前後の方向け想定の記事になります。
僕自身は10歳からDTMを始めてもう23年にもなっているわけですが、その間にいろいろと紆余曲折を経てきたわけです。そんな経験を活かして、次世代のDTMer諸兄が楽しく長くDTMを続けられるように、こうして発信していくことでお手伝いができればなと思います。
そこそこ主観が入るかと思いますが、参考になれば嬉しいです。
大前提の話
今回の記事はあくまで作曲~ミキシングまで行う一般的なDTMにおける環境強化にフォーカスします。ミキシング特化ではないのであしからず。
また、今回の内容は「最低限必要な機材だけ揃えて、約1年間そこそこコツコツとDTMをしてきて、その間に1曲以上完成まで持っていけたくらいには上達した」という方向けです。
所有しているものは、
DAWソフト
オーディオインターフェース
ヘッドホン
MIDIキーボード(あってもなくてもいいけど)
を想定しています。
超初心者脱却! 何が必要?
1:Native Instruments KOMPLETE
さて、現代におけるDTMをやっていると、まず出てくるのは
「なんか音がショボい……」
という悩みだと思います。僕もそうでした。
そして、この段階で陥りがちなのが「プラグインエフェクトをあれこれ買ってしまう」という沼です。これは結構あるあるなのですが、自分の曲がショボいのはミックスがダメなせい、ミックスがダメなのはプラグインエフェクトが揃っていないせい、という思考に走ってしまいがちです。
でも、それはとりあえず二の次くらいにしておいてください。
「音がショボい」と思い始めたら、まずは音源プラグインを拡充してみましょう。
まずは何が何でもNative Instruments KOMPLETE(Standard以上であれば問題なし)は導入しておきましょう。正直、後々めちゃくちゃ楽になります。
特にサンプラー音源のKONTAKTは全世界で最もサードパーティ製ライブラリが多くリリースされており、これを持っておくだけで音源の拡充は格段にしやすくなります。
また、ドラムサンプラーのBATTERYや超定番シンセのFM8、MASSIVE等、プロも当たり前に使用している音源プラグインがたっぷり入っています。
(後述の項目にも繋がりますが、Ozone等のプラグインエフェクトも多数収録されているので、これがあるだけで超初心者は脱却できる程度のソフト類は大方揃います)
2:ドラム音源
数多ある楽器の中でも、ドラム音源のグレードアップは最も効果が現れやすいです。サウンドクオリティを決める要因の半分くらいはドラムだと言っても過言ではないでしょう。
オススメのドラム音源については、先日こんな記事を書いてますので、よかったら参考にしてみてください。めちゃくちゃ主観が含まれますが。
3:サンプルパック
「アコースティックなドラム音源は必要ないぜ! 俺はEDMを作りたいんだ!」という方は、サンプルパックを買ってみましょう。
ちょっと前までは定番といえばVengeanceシリーズでしたが、近年はあまりリリースも頻繁ではないので、SONICWIREで気に入ったものを見つけて買ってみるという形で良いかと思います。
※Spliceという手もありますが、少々グレーな部分があったり、サブスクということでハードルがあったりするので、個人的には非推奨です。その点SONICWIREはしっかりとした国内企業なので安心感があります。
4:プラグインエフェクト
「お前さっきプラグインエフェクトに走るのはやめとけって言ったじゃん」って思うかもしれません。
確かにそうなんですが、とはいえ何かしら買ってみないことには、上達もなかなか望めないわけです。
そんなわけで、とりあえずiZotope Mix & Master Bundle Advancedを買ってみましょう。
普通に商業音楽の現場でも使用されるプラグイン群なので、しっかり詰めれば商品クオリティに迫るサウンドが作れるようになります。
何より、ミックス・マスタリングアシスタント機能がありますので、どういう処理をすべきなのか見えるようになるのは勉強になるはずです。
普通に買うにはちょっとハードル高めなお値段ですが、Black Fridayセール等で半額以下になるタイミングがあるかと思いますので、そこを狙っていきましょう。
※iZotope製品は時々OzoneやNeutron等のプラグインの最下位版を無償配布することがあるので、前述のKOMPLETE収録のStandardグレードも含めそこからのクロスグレード版を購入するのがお得です。
5:アンプシミュレーター
これは基本的にはギターを弾く人向けですが、打ち込みでギターを入れている人も検討していいかと思います。
もちろん、既にHelixやAxe-fx、Quad Cortex等のハードウェアのアンプシミュレーターを持っている方であれば、そちらを使う形で問題ないです。そういったものを所有していない方であれば、ここを強化してみましょう。
Overloud TH-U、IK Multimedia Amplitubeあたりはユーザー数も多く、品質も良いのでオススメ。あとはソフトウェア版Kemperみたいな製品で、IK Multimedia TONEXってのもあります。
ちなみに僕的にはTONEXは使わないかなと思った、ということを記事に書いてたりします。至極個人的な話で全然参考になるものではないけど、よかったら。
逆にあまり手を出さない方が良いもの
1:単品プラグインエフェクト
何か明確な目的があってそれが必要なのであれば構いませんが、1つの機能に特化したプラグインを早い段階から導入するのはあまりおすすめしません。セールで安くなっていたからとよく分からんものに手を出して、安物買いの銭失いになってしまってはその分モチベーションも下がります。
最初のうちはiZotope製品等のオールインワンパッケージになっているプラグインや、T-RackS等のプラグインバンドルにお世話になっておきましょう。
2:アウトボード
まぁまずいないとは思いますが、自分に必要なものが見極められていない時点で実機アウトボードに手を出すのは危険です。やめときましょう。
3:情報商材
YouTubeのハウツー動画見るので十分です。
4:オーディオオカルト的な製品
やめとけ。
おわりに
最後の方はちょっとふざけましたが、持続可能なDTMライフの一助になれば幸いです。
ネットの海には初心者に恐怖心を植え付けるような情報をばらまく人もいるけど、DTMは決してつらいことばかりじゃないよ!
あと、これはマインド的なところになるのですが、初心者だからと遠慮や恐れを持たずに、出来上がった作品をネット上に公開してみることも、超初心者からの脱却に必要なことかなと思います。
ある意味これがいちばん大事なことかも。
新しいスピーカーほしいな……
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