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24卒就活振り返り座談会③

こんにちは!2024年度新入社員の🍎です。

早いもので、今回で就活振り返り座談会も最終回。テーマは、「就活でつらかったこと」「ぶっちゃけなんで内定をもらえたと思うか」「今後の野望」についてです!

0.あらためて…かんたんなプロフィール

🍋:「新書」「古典新訳文庫」志望。大学では映像学専攻。最年長24歳。
🥝:「VERY」「営業」志望。大学では東洋史学専攻。中間管理職23歳。
🍊:「文芸」「営業」志望。大学では教育学専攻。元野球部マネの22歳。
🍎:「女性自身」「営業」志望。大学では日本語教育専攻。末っ子22歳。


1.就活でつらかったこと


🍊 お祈り連絡を受け止める瞬間は、つらいっていうか、気持ちは落ちるよね。もちろんあとから考えたら縁がなかったんだなって割り切れるんだけど。落ちた現実を受け止めるのは、行きたい出版社になればなるほどしんどかったかな。

🍋 わかる。あとは体感と結果の落差が大きければ大きいほどつらいっていうか。

🥝 え、落差があったときあった?

🍎 全然あった!

🍋 俺は出版社じゃなかったんだけど、オンラインでめっちゃニコニコ聞いてくれて。こんな一次面接初めてってくらいしゃべれたんだけど、3日後ぐらいにお祈りメールが来て。そんなことある?って思った。

🍎 それつらいね。

🍋 そう、それは落ち込んだかな。

🥝 私はそのギャップは1回もなかった。落ちたなと思ったら絶対落ちてるし、受かったなと思ったら確実に受かってた。

🍊 いや、それはすごいね。

🥝 つらかったことといえば、当時はそんなにつらいと思ってなかったんだけど、何をしてても頭の片隅で就活のことを考えてるっていう状況がつらかったかも。自覚はなかったけど、終わってから思い出すと、やっぱり当時はけっこうピリピリしてたかもしれない。

🍋 俺は大学院まで行ってて、2年生になってもまだ講義があるから。いちいち講義を休むメールを打ったり、修論の計画書とかを出したりとか。学業との両立みたいな部分は、つらくはないけど、めんどかったかなって感じかな。

🍊 それはあるな。光文社の三次選考以降と、教育実習と部活の春の大会が全部重なったのよ。体力的にはもちろんしんどかったし、時間も削られた部分はあったんだけど、そこまで来ちゃうとやるしかないっていうメンタルだった。

🍎 そうだよね。 私は普通につらいときはつらいーって泣いて。寝て。

🥝 どんなときに泣くの?

🍎 落ちたら(笑)。で、わりと普通に一日ダメにする日とかもあった。でも寝たらけっこう忘れるタイプだから、ふて寝して、次の日からは切り替えてって感じ。みんな泣いた?

🍋🍊🥝 泣いてない~。

🍊 でもまあ、べつに何もつらくないです、みたいなポーズを取り続ける必要は絶対ない。

🥝 うんうん。私は受ける企業の数を絞ってて。だからあんまり落ちてないんだよ。こんな私を落とすなんてセンスないなとも思うけど、多少は落ち込むから。落ち込みたくないから、たくさんは受けなかった。

🍎 英断だね。志望度の低いとこに落ちたときも、それはそれで「ここにも受からない…」って。失礼だけどね。失礼だけど、1日に2社とかから祈られると、誰も必要としてないんだ…えーんってなって、起きて、すっきり(笑)。

🍋 あとは1日潰れちゃうのがけっこうつらかった。1日に2つ面接あるとさ、朝10時ぐらいと午後4時ぐらいのが入って。この間ってずっと就活じゃん。就活が頭にない日がないっていうのが嫌だったかな。

🍊 気分転換しづらいのはあったよね。就活前に準備したいから、小説読みたいのに読んでる時間がないっていう。最新の出てる本の話をしたいのに読む時間がないっていうね。

🍋 そうだね。しかも最近のばっかりだと、最近どうせちょっと読んだぐらいだろうみたいなね(笑)。

🥝 あー、いろいろ考えちゃうよねえ。


2. ぶっちゃけなんで内定をもらえたと思うか


 
🍋 みんななんで内定もらえたと思う?
 
🍊 俺は、誰に対してもフラットに話せることかなと思う。上下関係がフラットというわけではないんだけど、本当に誰とでも話せるから。自分のまま偽らずに人と接するところは武器だと信じて就活を続けてた。出版業界は人と会ってなんぼ、人と仕事をしてなんぼって聞くけど、やっぱり人との関わりをずっとちゃんとやってきたつもりだし、人のおもしろい話を聞くのも大好きだし、そういう話を自分がするのも大好きだから。それを感じ取っていただけた部分がちょっとはあったのかなと思う。
 
🥝 誰とでも話せるっていうのもそうだし、素直なところが🍊のいいところだなと思う。きっとそれが人事とか役員の方々に刺さったんじゃないかなと思うよ。
 
🍊 嘘つけるタイプでもないから、面接でも思ったことをそのまま言ってた。自分を飾らずに話したのをいいと思ってもらえたのかな、と自分なりに分析してます。
 
🍎 そうね、やっぱり第一印象でもう最初から好青年!って、感じたから、きっと全面接官がこの子は好青年だ!って最初に思ったと思う。
 
🍊 そう思われてたら嬉しいね。
 
🍋 最終面接、🍊と一緒だったんだけど、内定者顔合わせのときに、やっぱりな~って思った。受かりそうだなと思って見てたから。
 
🍎 それだけ短い間でも感じられる「いい人感」が着実に駒を進めさせた感じがあるね。
 
🥝 本当にそうね。🍎は自分が内定をもらえた理由はなんだと思う?
 
🍎 私は…、みんなギャップがあるって言ってくれるからやっぱりそこなのかな…。ほかの人にESを見せたり面接してもらったりすると、 物事をおもしろがる視点がほかの人とずれてるよって指摘されることが意外と多くて。おもしろがってるポイントがほかの人と違っていておもしろいねって言ってもらえるんだけど、それってやっぱ自分では全然気づかない。自分にギャップがあるってずっと思ってなかったの。最終的にはたぶんそのギャップをおもしろがってもらえたから受かったんだけど、 光文社は面接の回数が多いし、時間が長いからギャップを見つけてもらえた。面接時間が短い会社とかはわりと初回で落ちてる。二次とか三次で落ちるとこって、ほとんどなかったんだよね。
 
🥝 あ~~なるほどね。
 
🍎 一次か二次まで進んでも、全然おもしろくない、みたいな感じに思われて、ほとんど一次で落ちる。それか、最終まで残る。 もう完全に二極化。最終でだめだったら、会社が欲しい空きポストと自分が合わなかったのかな、って思うくらいだけど、最初は、ほわほわっとした第一印象だけ見て、出てけ!ってされたような気がする…。
 
🍋 座談会第一回で話した、人柄ともリンクする感じだね。
 
🍎 なかなかね、自分を出すのがやっぱり得意じゃないなっていう自覚があるから、面接っていう短い時間のなかで伝えるのは難しいなと思いました。
 
🍊 光文社の面接スタイルがドンピシャだったんだね。
 
🥝 ね、合ってるってことだよね。それ、光文社の面接のいいところだなと思う。
 
🍋 確かに。僕はそうだな…、やっぱり、運といえば運ではあるんだけれども、できる限りのことはしてたと思う。本を読んできたし、かつ、本屋にたくさん行ったり、編集者のインタビューとか読んだりして、ある程度の準備をしてきたから。それはまた前提ではあるんだけれども、その前提を固めたうえで、素が出せたと思う。それこそ、最初に受けた出版社のときは、本当に何の準備もせずに面接に行ったから、なんの準備もしなかった結果、本当に、ただなんか話しに来た、よくわかんないやつ、みたいな感じになっちゃったから(詳しくは🍋の個人就活振り返り記事へ!)。俺はどちらかというと学校の勉強が好きだったのもあって、なんか文字とか理論とか、そういうものから入ってしまうのね。だから出版の就活も本屋に行ったりとか本読んだりとか、具体的にどういった本が売れてるのかとか、そういう視点でやってたから、それがうまくいったのかなと思う。
 
🥝 決め手としては、なんだろうね。じゃあなんで内定もらえたのかっていう。
 
🍋 あとはもう思い込みかな(笑)。 最後は二社ぐらい内定があったし、光文社が最後の面接だったんだよね。光文社に受かったらもう就活終わり、くらいの気持ちで行ったから、なんか受かるんじゃね、みたいに思ってた。本当に根拠はないけれども、 思い込みが功を奏したのではないでしょうか。

🥝🍊🍎 (笑)
 
🥝 私は、自分がなんで内定したかってけっこうマジでわからない。バランスとしか言いようがないなと思う。4人とも性格が全然違うし、志望部署もバラバラじゃないですか。だからなんか、自分以外の3人がこの3人じゃなかったら自分は受かってないんだろうなっていう感じがすごくするのね。だからバランスとしか言いようがないけど、ほかにいいと思ってもらえたところがあるとしたら、嘘がないことかなと思う。嘘なくまっすぐ話そうと心がけていたから。私もあんまり嘘とかつけないタイプなので、そのまま思ったことを思ったように言ったのを評価してもらえたのかなとは思うけど、本当にけっこうわからない。
 
🍊 取り繕わず、本当の自分を出さなきゃいけないタイミングでちゃんと自分を出せた人が残った気はするよね。
 
🍎 確かにね。やっぱりまっすぐの言葉は届くというか。逆にそれしか響かないのかもね。
 
🍊 最後は、取り繕えるほどの体力もなくなってたよね。
 
🍎 それも人事の狙いなんだろうね。
 
🍋 ほんとにね、受験者の体力を削るみたいな(笑)。
 
🥝 わかんないけど、たとえば「絶対に🍋を取りたい」ってなったとしたら、じゃあ🍋に合う文芸は誰だろう、みたいな感じで、性格とか考えて採用してるのかなってちょっと思う。
 
🍎 それはあるかも。
 
🥝 そう、私は顔合わせの日からしばらく、絶対自分は4番手滑り込みだって思ってたのね(笑)。
 
🍋🍊🍎 そんなことない!絶対!(笑)
 
🥝 いやほんとに!私は出版就活っぽいこと全然してなかったから、マジで自分よく受かったなってずっと思ってたの!(笑) でも、何番手、とかよりきっとバランスなんだなっていうのは後から感じたかな。
 
🍋 あとは、みんななんらかの形で「光文社らしさ」みたいなものはあるかなと思う。
 
🥝🍊🍎 あるある!めっちゃある!


3.今後の野望

🍋 では、今後の野望について私から。…近いうちの目標としては、やっぱり編集にしても営業にしても、自分が関わった本がたくさん売れること。本に限らず雑誌やウェブのサービスにしてもそう。とりあえず自分がかかわることで、自社のコンテンツにふれる人が増えてくれればいいな。

🥝 最高だよ。

🍊 じゃあ次は俺で。ひとことでいうと「国語の便覧に名前が載る小説」
を担当する。

🍋🥝🍎 うわ、めっちゃいいね!

🍊 教科書に載るのは難しい。でも自分が担当した作家さんが有名になって代表作が便覧に載って「俺の担当した小説、便覧に載ってるんだよ」って言えたら嬉しい。便覧だと若い人とか学生が見てくれるから。そうした人たちが出版社に進まないにしても、「自分の好きなことをやっていこう」っていう感じで、読んでくれた人たちが前向きにいろいろなことを選べるきっかけをつくれたらいいなと思っています。あと、副社長になることです!

🍋🥝🍎 (笑)

🥝 次は私ね。私は「新しい価値観を提供して、困ってる人を救いたい」「社会を少しでもよくしたい」っていう思いがある。それは出版社を志望したいちばんの理由でもあるし、必要な情報を必要なところにちゃんと届けるっていうのが自分がいちばんやりたいこと。野望としては、うーん、でもやっぱり単純にヒット企画を出したい! ヒット企画を出してちゃんとマネタイズしたいっていうのは、けっこう野望かもしれない。野望というか、いつかそういうふうになりたいなって思っています。

🍋 やっぱりおもしろく、かつ売れるっていうのが理想的だよね。

🥝 うん、ちゃんと売れるものをつくりたい。

🍎 最後に私ね。難しいかもしれないけど、週刊誌だったら「自分の名前を公表してもいいな」って思える週刊誌にしたい。ちょっとセンシティブな問題かもしれないけど、やっぱりファッション誌はページに名前のるじゃん? だけど週刊誌は匿名性があるから載らないよね。それは正しいとは思うし、べつに名前が載らなくても十分に誇らしいし自信になる。でもいつかそこに「編集:🍎」って載るような、みんなが受け入れてくれる素敵な雑誌になったらいいなって思う。

🍋🥝🍊 すごくいい、素敵。

🍋 …あ、最後にちょっとつけ加えていいですか…?

🥝🍊🍎 しょうがないな~(笑)、いいよ。

🍋 新書の後ろにさ、あとがきがあるじゃん。そこで著者さんが編集者に感謝している文章があったりするじゃん。あれで感謝されたい。

🥝🍊🍎 (笑)

🍋 古典新訳文庫で翻訳者さんから謝辞の言葉をいただくのでもいい。とりあえず謝辞(しゃじ)られたい(笑)。

🥝🍊🍎 (爆笑)

🍋 もちろん、それ相応の仕事をしたうえでね!

🍊 やっぱそれが編集者として100点だもんね。わざわざ分量をさいて名前を書いてくれるなんて。

🥝🍎 うん、ほんとうに名誉なことだよね。

🍋 4人それぞれ目標をめざして頑張ろうね!

-------------------------------------------------------------------------------------最後までお読みいただきありがとうございました!内定者みんな個性がバラバラですよね。
就活生の皆さんは就活が佳境といったところでしょうか。自分らしさを大切に!あなたにとって、いい結果が実ることを祈っています🍎


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