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【高校野球を振り返る】チームとしての特徴を捉え「こんな戦い方をしていく」という勝ち方を覚える練習試合、それを覚えて公式戦を戦うと勝利する確率が高いのではと考える

今の時期、地方では春季大会中のところが多いですよね。
まだ勝ち進んでいるところもあれば、既に敗退しており夏へ進んでいるところも。

今回は自分が所属するチームはどんな風に試合が進めば勝てる確率が高くなるか知ってる?というお話です。

野球をやっている中学生、高校生に読んでほしい記事ですが自チームはどんな勝ち方するか理解していますか?

私は在籍していた都立総合工科高校。

まず結果を言うと秋はブロック予選決勝で敗退、春はベスト8、夏は東東京大会ベスト8でした。

このnoteを読んでくれている方はご存じかもしれませんが、福岡ソフトバンクホークスに在籍しているプロ野球選手の石川柊太は同級生でした。
他にも野手は能力高い選手が揃っており、恩師である有馬信夫監督も「野球は最強世代、甲子園狙ってた」とハッキリと口にする代でした。

いろいろ理由はあるのですが、一生懸命に練習する選手も多くて有馬先生を慕って同校へ入学した選手も非常に多かったので信用していました。
極端ですが、私も有馬先生を信じていたので仮に理不尽なこと言われても何も疑うことはきっとなかったと思います。
※言われていません。

秋は新チームで下級生のときから試合出てるメンバーも多くて普通にやれば勝てるかな?なんて思ってたら実践学園高校さんに敗退。
このときチームとしてどんな勝ち方で勝つのかが見えてない状況だったと思っています。

迎えた春の都大会。
ブロック予選決勝まで進んだので春は都大会からのスタート。
1回戦から計5試合、準々決勝まで戦いました。
このときにチームとしてこうやって勝つという勝ち方を覚えた気がしたんです。

攻めに攻めて、完璧に守る。

有馬先生の野球ですが、10対0で勝つ野球です。
計5試合やって夏へ向けてこうやって勝つんだという戦い方の型ができた感じでした。

1回戦から3回戦は先攻で先制して勝利。
4回戦の都立日野高校さん、この試合では相手に先攻を取られ初回2点先制される。うちもなんとか食らいついていき、後半で相手の守備のミスを突いて逆転勝利で準々決勝へ進出しました。

準々決勝はその年にセンバツへ出場した国士舘高校さん。
この試合は先攻。2回に1アウト1、3塁のチャンスを作るも無得点。そこから後半はうちに守備のミスが出て得点を許しコールド負け。

戦いながら確立された勝ち方が崩れるとこうなったなと感じました。

夏はシードだったので3回戦より登場。
3回戦から5回戦は先攻で先制し守って勝利。準々決勝も先攻で先制するも守備のミスを突かれサヨナラ負け。

先攻をとってまず先制点を取る。
そこから投手の継投、守備でしっかり守って勝利に繋げる。

野手は大砲も多くて、投手も枚数いました。
有馬先生は選手の特徴を見て、こうやって戦う判断をされたのかもしれません。

どんなスポーツも言えることだと思うのですが、チームにどんな特徴があってどのようにしていけば勝つ確率が高くなるのかを知っておくのはすごく重要かなと感じました。

ハッキリと甲子園を狙ってると言っていた私達の代も優勝できませんでしたが、上位進出できたのはこのチームとしての型が確立されたからと思いました。

負けて覚えることもきっとあると思う。
だけど勝利ってすごくいい薬だと思ってて、勝って不幸になることなんてないと思います。

高校野球ってトーナメントの一発勝負。
勝利に近づける選手が使われるのは当然なので選手育成と並行して進めるのがなかなか難しいですよね。秋結果良かったから春もメンバーはそのままだとチーム力が上がってない証拠とも言える。

地方によっては春or秋はリーグ戦も導入されています。

研鑽したうえでチームとしてどうやったら勝てるのかという勝ち方を見つけておくことがすごく重要かもしれません。



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