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短編 響くもの

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僕と守護霊さん

僕と守護霊さん

【僕と守護霊さん】

朝起きたら

理想の1日を描く。
今日は良い日と決める。

そうしないと、
どうしてもまた1日仕事だとか、
またこうなるとか、だるいとか、
これやらなきゃとか、大変だとか、

思わなくても、脳裏に入ってくる。
無意識にやってしまってる。

から、
朝、体が重かったり気持ちが重い。
 
 
それを騙されたと思って、

すごいクチコミをもらう
患者さんが絶賛してくれる
素敵な出会

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息子と二人で歩く鬼怒川

息子と二人で歩く鬼怒川

以前、妻とよくきた鬼怒川
息子と二人で歩く

宿から手を繋いで駅まで行く道
バスがないと嘘をついて
歩く少し長い道のり

何も分かってない息子
凍った雪を見つけるたび、踏んづける

握った冷たい手

たまに「大丈夫か」と
ニット帽のポンポンを叩く僕の手の感触

うへへ、「大丈夫」という息子の声

夢?

なぜか、一瞬の夢のような気がして
ギュギュギュと胸が締め付けられる

夢?

目は覚めない

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咄嗟の質問に答えられない

咄嗟の質問に答えられない

質問にうまく答えられなくてもいい

その時、良い答えが出せなくても、
響かなかったなと思っても、

後になって、
ゆっくりした時、
緊張が解けた時、
余裕ができた時、

本当に必要なら
頭が、身体が、心が、細胞が、
勝手に答えを探そうとする
もしくは、
勝手に答えを見つける 

それにはとっても意味がある