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The Covers/京本大我さん(SixTONES)初出演に思ったあれこれ

こんにちは。桜小路いをりです。

昨日放送された、「The Covers」。
バレンタイン前夜ということで、冬のラブソングの名曲が披露されました。

中でも嬉しかったのは、SixTONESの京本大我さん(以後、愛称の「きょも」呼びにて失礼します)初出演だったことです。

きょもは、ジャニーズの中でも屈指のハイトーンボイスをもつ、SixTONESの歌唱力の要。
ミュージカルでも活躍しています。

最初に披露されたのが、ドリカムの「優しいキスをして」でした。

女性ボーカルの、歌詞も比較的女性らしさのある曲でしたが、きょもが歌うと、ちゃんと「男性目線の曲」になっていて、さすが!と唸りました。

やはり、ここが「The Covers」の醍醐味だと思っています。
オリジナルの曲の世界観を、いい意味で土台と柱だけ残しつつ、その上に歌手自身の世界観を構築していく感じ。聴いていても、新たな発見があって楽しいです。

ちょっと切ない感じで、でも、一途な歌詞を硬派に、危なげなく歌うきょもは、紛れもなく「ひとりのアーティストさん」でした。

そして、普段は6人のステージに慣れているからこそ思ったのですが、ひとりで歌っていても、「ステージが広くない」と感じました。

それは、つまり、堂々と、生演奏でも臆さずに歌い上げているということ。
どちらかと言えば、「かわいい」と評されることの多いきょもですが、やっぱりカッコいいなと思いました。

そして、2曲目に披露したのが、中島美嘉さんの「雪の華」。
冬のラブソングのド定番とも言える、私自身もカラオケでよく歌う曲です。

「笑みが自然とこぼれる感じで歌いました」というようにコメントしていたきょも。

原曲の持つ真っ直ぐな愛情を歌う感じはそのままに、いい意味で「ラブソング感」がなくなっていたように思います。

雲に覆われた空から降る雪を、傘もささずにじっと見つめているのではなく。
冬の太陽の柔らかい光が照らす雪景色を眺めるような、そんなあたたかな印象の「雪の華」でした。

甘えとか弱さじゃない
ただ君とずっと
このまま一緒にいたい
素直にそう思える

特にここの部分、浮かんできたのは、SixTONESの他の5人の顔でした。

周りを常に囲んでいる5人が大男なせいで、そして、いつも何かと甘やかされている、奔放な「お坊ちゃん」の印象が強いせいで、どちらかと言うと弱々しく見えてしまうきょも。

でも、実際はすごく男気があって、弱い部分を懸命に磨いている強い人だな、という印象が、私にはあります。
むしろ、自分を研ぎ澄まして、さらにさらに研ぎ澄まして強くしようとしているからこそ、その切っ先が薄く、弱く見えてしまう。

けれど、この「雪の華」の歌詞を、優しい笑みを浮かべながら歌う姿に、強い芯の通った、きょもの姿が見えた気がしました。

だからこそ、改めて楽曲の良さを感じることができましたし、新たな解釈も加わったと思います。

(蛇足ですが、私は、「喉冷やしちゃダメだよ」と、きょもに甘々に世話を焼く樹さんの姿が見えました。きょもにだけ見せる優しいあの眼差し、「きょもじゅり」の魅力のひとつです。)

SixTONESを背負って、最高のパフォーマンスをしてくれた、きょも。

改めて、「The Covers」初出演、お疲れ様でした。

バレンタインは自分へのご褒美チョコだけで終わる予定だったのですが、思いがけず素敵なギフトをもらうことができて、とても嬉しかったです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。