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書肆梓 2024年の新刊2冊

詩集『七つの海』山内聖一郎、待望の第二詩集!

2021年5月、決然として世に問うた渾身の第一詩集『その他の廃墟』から3年。待望の第二詩集も登場。太古から永遠の未来にわたり七つある海への船出の詩は、すでに不穏な呟きとともに、始まりを告げる。中綴じ8ページの著者自身による「自註」が付録に。

著者:山内聖一郎(やまうち・せいいちろう)
1959年3月鹿児島県生まれ。鹿児島県立鹿屋高等学校卒。詩人。卒業式を待たず東京へ出奔。建築作業員、バーテンダー、店員、 事務員などの職を転々とする。現在は清掃作業員。 詩作歴は50年近いが、40代の時に精神疾患を患い、過去の作品 を全て破棄した。本詩集はその後の作品から抽出し構成されている。第一詩集『その他の廃墟』(書肆梓)。
【目次】石の夜/鉄環/除染後/神の遺書/姉さん/霧月/鍬髪/泥和/カメ女/飛来/敗神/召使の埋葬/凍源/暗喩の深海/動刑(コクピット)/油断せず祈れ/野界/鉄の湖/あくる年、城は/日本資本主義發達史講座/睡蓮鉢にメダカを/片腕の森/捨てられた女、と海/昼魔/廃線の先に/七つの海/別冊:自註『七つの海』

画本『耳泥棒』 謎の現代絵師・寝暮による現代詩との奇跡のコラボ!

奇跡の現代詩とのコラボによって誕生したバンド・デシネ。
詩集『七つの海』をベースに画本が誕生。不気味な道行のバンド・デシネ(bande dessinée)。
ちょっと怖くて、ちょっとかわいい。ちょっとシリアスで、ユーモラス。シュールなのに、いつのまにか、読む者を意味まみれの沼に引きずりこまれそう。現代絵師の寝暮の最新作は、ある一冊の詩集から始まった。その詩集とは、書肆梓から同時出版される『七つの海』山内聖一郎・著。
死臭ただよう不気味な言葉たちの煉獄。そこからの脱出口はあるのか、ないのか。

著者:寝暮(ねぼ)
謎の現代絵師。著作に『相変わりもせす』(書肆梓)。

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全国の書店、Amazonなどネットでもご注文いただけます。また、書肆梓公式サイトからも。https://shoshiazusa.official.ec/


詩集『七つの海』
著者・山内聖一郎
ISBNコード:978-4-910260-04-4 C0092
定価1,100円(本体1,000円+税10%)

画本『耳泥棒』
著者・寝暮
ISBNコード:978-4-910260-05-1 C0079
定価1,650円(本体1,500円+税10%)

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