目的思考
「忙しいなか時間をつくって集まったのに、会議の成果が見いだせなかった」「定期面談をしたが、特にこれといった話ができなかった」
仕事がかたちだけのものになって、何のためにやっているのかよくわからない。
または、話の方向があちこちに向いてしまい、取り留めなく時間を費やしたといったことがあります。
貴重な時間を無駄にするのはもったいないですし、次に同じことを行うとしても、やる意味があるのか疑問を抱くような状態では気持ちがま入りません。
有意義な仕事をするには、「何のためにやるのか?」という目的を持って臨むことが大切です。
ここではいくつかの場面ごとに、目的思考について考察します。
目的思考は達成率を上げる
目的思考が達成率を上げることを示すクイズがあります。
〇、△、□、☆、×の5種類の図柄が複数個描かれた絵があります。
それを何の前触れもなく5秒間見た後に、「〇は何個あったでしょうか?」と質問すると、正しい数を当てられる人は少ないです。
しかし、絵を見る前に「図柄が何個あるか当てるクイズです。」と伝え、絵を見た後に「〇は何個あったでしょうか?」と質問すると、ほとんどの人が正解することができます。
これは、何の目的でやるのかを事前に明確にすると、目的の達成率が上がることを示してくれます。
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