こんにちは。プロジェクトデザイナー兼コミュニケーションデザイナーをしている田中新吾です。
仕事で培ったプロジェクトデザインやコミュニケーションデザインの経験を活かして「私的な活動もプロジェクト化して取り組んでいる」という話を以前書きました。
今もなおこの取り組み自体は変わらずに継続中なのですが、一部変わったことがあります。
皆さんお馴染み「ChatGPT(GPT4)」の導入です。
最初は正直言うとChatGPTが出力してくるであろう内容に対して、半信半疑でしたが色々試しに使ってみた結果、今ではプロジェクト化においてとても有難い存在になりました。
大きな成果は「プロジェクトデザインシート」を作成する手間が大きく省略され、生産性が上がったことです。
というわけで以下では、5月から取り組んでいる「ノンカフェイン生活」を送るためのプロジェクトについて、ChatGPTを介して立ち上げた過程をご紹介してみたいと思います。
なお、ChatGPTへの具体的な命令文は以下のとおり網掛けで示した部分になります。
これに対してChatGPTが出力した内容は網掛け+太字で示しています。
起点(=私のこれをやりたい):
ノンアルコール生活が習慣になってきたので、次はノンカフェインの習慣化に取り組んでみたい。6月初旬にトレランの大会もあり、このタイミングで取り組むのはいいかもしれない。
この起点からChatGPTに命令文を送りました。
かなりざっくりとしたオーダーでしたが、さすがプロジェクトデザイナーになりきったChatGPT。
以下のようにちゃんとプロジェクト化してくれました。
プロジェクト進行における注意点も添えてくれています。
私はこれをベースに出力されたプロジェクトの内容について一つづつ検証を行なっていきました。
プロジェクト名
「ノンカフェイン生活チャレンジ」というプロジェクト名は、ズバリその通りなのですが、ありきたりすぎて面白みにかけます。
どうせなら私の価値観にもっと適正化されたもので、かつ自信を持って誰かに紹介できるようなプロジェクト名が望ましいと思いました。
ということで、ChatGPTに幾つかの命令文を送り、その出力を確認していきました。
得られた出力の中で個人的に意欲が湧きそうなのは「カフェインおじゃま虫からの解放大作戦」と「CafeiNo」でした。
ですが「CafeiNo」は読み方が難しく頭に残りにくい感じがしたのと、以前からのみうらじゅんさんへの強い敬意から「カフェインおじゃま虫からの解放大作戦」を今回採用することにしました。
このネーミングは自分の頭だけでは決して創造されないものです。
目的
出力の通りです。
KPI設定
1は当然ながら、2、3、4については現在習慣になっている「日記」による日々の定性評価と、2022年1月から使っているスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT Runner」で定量評価がいけそうなので、ChatGPTの出力内容を採用してみたいと思いました。
プロジェクトに取り組む上での注意点
注意点についてはおおむね了解です。
一つカフェインの代替品について、ここ数年間愛飲している「白湯(さゆ)」と、最近調達した「たんぽぽコーヒー」以外で施策バリエーションを確認したかったのでChatGPTに以下の命令文を送りました。
基本は「白湯」。
もしもコーヒーも飲みたくなった場合は「たんぽぽコーヒー」を飲む、飲んでも一日一回、といったルールを制定し、緑茶も好きなのでカフェインフリーの緑茶なども探していきたいと思いました。
プロジェクトデザインシートの完成
以上のやりとりを1枚のシートにまとめました。
さいごに
ChatGPT導入後、明らかにプロジェクト化、プロジェクトデザインシート作成の生産性がグンと上がりました。
今現在、このプロジェクトデザインシートに基づき、プロジェクトのマネジメント中ですが、HUAWEIのヘルスケアアプリの記録を見ると早速睡眠の質の改善兆候が見えています。
1ヶ月後の自分にはどんな変化が起きているのか?ちょっとした期待も持ちながら本プロジェクトを淡々と推進していきます。