見出し画像

コンデンサを使ってみよう!

今回は、コンデンサについてお話していきます。

様々な種類がありますが、ここでは電解コンデンサに焦点を当てて話をすすめていきます。


コンデンサとは

電気(電荷)を貯められる

コンデンサは、電気(電荷)を貯められる電子部品です。

充電してからスイッチを切ると、たまった電気がゆるやかに放電されます。

なので、瞬間的な電気の切断や乱れの対策として、回路の電源部分によく使われています。


コンデンサの単位はF(ファラド)を使います。

実際はuを付けた、uF(マイクロファラド)という表記を見ることが多いと思います。

この数字が大きいほど、電気を貯める能力が大きいです。

u(マイクロ)はSI接頭語とよばれる記号で、10の-6乗、つまり100万分の1を表します。


種類は2つを覚えよう

よく使われるコンデンサとしては、

  • セラミックコンデンサ(=セラコン)

  • 電解コンデンサ

があります。

今回は電解コンデンサが話のメインなので、その特徴を見ていきましょう。

電解コンデンサの特徴

大容量で安価

電解コンデンサは、大きい容量が特徴。

価格も安いのでよく使われます。

一方で、セラコンに比べて寿命が短かったりします。

他にも違いはありますが、専門的な話になるのでここでは触れません。

※セラコンでも大容量のものがあります。


極性(向き)がある

電解コンデンサには極性(向き)があります。

  • リード線が長い方 → プラス

  • リード線が短い方 → マイナス

になります。

向きを間違えて繋ぐと、発煙したり、破裂音がなったりしますので、必ず確認しましょう


マイナス側を示す模様も付けられているので、分かりやすいです。


実験してみる

コンデンサで電気を貯められることを実験してみます。

上図のような回路を考えてみましょう。

LED回路に、並列にコンデンサを入れました。


実際に配線してみました。

コンデンサとLEDの向きをチェックして、電池を入れます。


スイッチを押すと、LEDが光りました。


この時、コンデンサには電気が充電されています。



スイッチから指を離しました。まだ光っていますね。


少し待つと、消えました。


スイッチを切った後は、充電されたコンデンサがLEDに電気を送ってくれます。

そのおかげで少しの間、LEDは光ることができました。

そしてコンデンサの充電がなくなれば、LEDも消えます。

…なんとなく、コンデンサのイメージを掴んでいただけたでしょうか?


おわりに

今回は、コンデンサについてお話ししました。

ポイントとしては、

  • 電気(電荷)を貯めることができる

  • 電解コンデンサ と セラミックコンデンサ がある

  • 電解コンは大容量

  • 電解コンには向きがある(要注意)

です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?