≪はじめに≫
昨年末に発行されました好評書籍「アンエイジング」,もうお読みいただけたでしょうか.
「老いは避けられないものではなく,むしろチャンス」――ケンブリッジ大学出版局の造語「アンエイジング」のテーマのもと,脳神経内科医の筆者が老化のプロセスを説明し,「4つの予備能」を生かすことで,加齢に伴う認知症などの神経変性疾患や機能低下に対応することにより,健康で長生きする方法を紹介した1冊です.
「アンチエイジング」ではなく,「アンエイジング」なのです.
この度,本書が電子書籍化されましたので,編集部では書評や推薦文をピックアップして紹介します.どうぞ!
3つの「健康」と社会や他者とのかかわり,たしかに大事ですよね….ある程度の年齢になってくると,身に染みてその重要さがわかります.この記事の反響が気になります.
「アンエイジング」という言葉を作ったケンブリッジ大学出版局は,老化や加齢に「抗う」のではなく,「ストレスなく対応する」のがアンエイジングであると述べています.
著者のフリードランド先生の詳細な略歴も紹介してくれています!
しかし,上のテキスト中にある「私たちのすることが違いを生む」って,深いですよね….
本書を通して「科学的な旅に案内してくれる」と述べたエスパイ先生,一読してみたら確かにその通り! 本書では運動,睡眠,食事などについてとても具体的かつわかりやすく書かれており,スイスイと読むことができます.
「老化の仕組みや老化を促進する方法を本書は教えてくれる」というコメントで,孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という言葉を思い出しました.
話は少し逸れますが,本書の中で言及されていることを,訳者の田平先生も実際に行ってらっしゃるそうです(田平先生のインタビューは近日公開予定!).水野先生,ありがとうございます!
「並外れた老い」というパワーワードについて,これが何であるのかは本書をじっくり読んでいただきたいのですが,大事なのはこれが非常に科学的な根拠に基づく内容だということなのです.そして「老化を加速させる有害な習慣」についても本書では詳細に述べられております.
「老いを負担ではなく恵みとして捉える」って,ある程度の年齢に達するとああ,確かにそういうこともあるかも…などと感じることがあったりします.そこからどう動くことが肝心だったりするのですが,本書では「どう動くべきか」述べられております.ぜひ,ご一読ください!
以上,いかがでしたか?
極めて科学的な根拠に基づいた,普遍的な生活習慣.簡単だけど大事なことが本書には詰まっています.ちなみに魅力的な名言や格言もいっぱい収載されておりますので,読み物としても非常に楽しく読み進めることができるのですが,そちらも近日改めて紹介しますので,しばしお待ちくださいませ.
この機会に,「アンエイジング 4つの予備能を生かして老いを防ぐ方法 鍵をにぎる腸内細菌」をぜひぜひ電子書籍でお求めください!