見出し画像

【雑記】ゆすってゆすってゆすらんめ

こんばんは。最近、毎日投稿をがんばりだした、よう子です。


今日も今日とて、あぶくたった(横浜のわらべうた会)(今期定員いっぱいです。ありがとうございます!) の準備……。

今年は勉強用にまとまった曲目を出したくて、今は冊子づくりをしています。📚💦 急げ急げ!

やりたい歌と内容は決まってるんだけど、元歌探しや出典確認に時間がかかるんだよね……。でも伝える側の責任として、最低限、やるべきことだし。

そして結局、この調べる作業が楽しい!✨ 掘り出し物みたいな歌に出会えてワクワクするし、あと絶っっ対に会では出来ない悪口歌(ムフフ‼︎)とかもあってね。

教える側にならなかったら気づかなかった、こんなにこんなに調べものが楽しいとは……。

伝える場があるおかげで、こんな勉強もできるわけです。そして当たり前に図書館があって、権利として利用できるという、その〝特権性〟もしみじみと感じます。環境と権利、大事に活かさなきゃなあ。




ゆすらんめの正体


いつもお世話になっている柳原書店の全集が、今期もやはり手放せません。

今日は【第22巻 徳島・高知】を手に取る用事があり、ついでなので、ザッと最初から最後まで目を通していました。


もう、普通に、ぱらぱらめくって眺めてるだけでも面白いんよなぁ。

ゆすって ゆすって ゆすらんめ
えべっさんに なれよ

『日本わらべ歌全集』柳原書店 第22巻_徳島・高知


「ゆすってゆすって」
は高知のわらべうた。

今日は、この「ゆすってゆすって」の歌に、あらためて興味が発生。



そういえば「ゆすらんめ」は〝ゆすらうめ〟って植物なんだよな? どんな植物なんだ?

調べてみました! 趣味の園芸さんを見ると、鉢植えでも育てられるみたい。



赤い実! 素敵な白い花。お〜〜たしかに花弁は5弁で、梅……バラ科サクラ属ね……。以下、引用します。

ユスラウメ(山桜桃梅)は、サクラの花が咲きだすころ、ウメに似た5弁の白~淡紅色の花を枝いっぱいに咲かせ、梅雨の初めごろ直径1cmほどの真っ赤な小さい果実がつきます。熟果は生食でき、小果樹としても扱われています。中国原産ですが、江戸時代の初期にはすでに栽培されていました。当時は「桜桃」と呼ばれていましたが、明治時代になってサクランボとの混同を防ぐため「朱桜」(ユスラウメ)と呼ばれるようになりました。

みんなの趣味の園芸/NHK出版


あ〜〜?! サクランボが桜桃だから区別化?!
朱で、ゆすら?! ……「朱」の読み方には「ス」もあるか……。

えっ。 「ス」梅 → u「ス」u梅 → ゆ「ス」ら梅……。子音の前後の長音化かな?🤔

(「あんまり(あまり)」「とっても(とても)」のように、発音に追加される音が、書き言葉にもそのまま追加されることがある。)


と、思いきや。

『果実を収穫するのに木をゆするのでこの名がつけられたのではないか』と、牧野富太郎先生が考察していたとのこと。

あ、シンプルにそっちか😅
つい理屈っぽい連想ゲームをしてしまうのが私の癖。


……たしかに、ゆすって赤い実がころころするのは、楽しいだろうし、美しいなぁ!


〝玉のような〟子ども、と、よく言いますよね。
この「玉のように可愛い」という玉は、宝玉のことだけれど、

桃🍑を強い生命力の仙果とする文化もあるし、
鈴なりに実がなる様子、それもあどけなさの象徴のような赤い色を見ていたら、自然に子どもの幸せを願ううたが生まれてきそう。☺️



「ゆすってゆすってゆすらんめ」
風に木が揺れている。この風はきっと実りをもたらす風……。そんなイメージをもって今後また歌いたい。

自然の動きを、そのまま詩的な心の動きとして、歌にとりいれてみたい。

あらためて自然と動植物のことを知ることで、さらに感度の高い歌い方?みたいなものへ、思いを巡らせることができそうな気がする。


……と、いう、たあいもない日記のような雑記でございました!
最後までお読みいただきありがとうございます✨



お知らせ


👆更新通知をLINEで出しております。よう子をたまに思い出したい人はぜひどうぞ。


👆ブクログ(本棚アプリ)で読書記録を公開しています。だいたい週3冊ペースで読んでいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?