いろいろな運指

「癖に向き合うとは」という記事を書いていたんですが、「運指を組もう!」みたいなことしか書けなかったので、運指に関する記事を先に書こうと思いました。

運指の種類

ある程度運指は分類可能だと思ってまして、
・交互で叩く
・出張する
・指を変える
・餡蜜する
こんな感じで解決策から逆算してそれに当てはめられるかどうかを考えるのが「運指を組む」っていう概念に対する一般解だと考えています。
それぞれ解説してみます。

交互で叩く

誘導があればみなさんやっていることだとは思います。
それを誘導がなくてもやってみようというものです。
たとえば、

Ring!Run!Nyan!!(VVD)の後半

ここは誘導通りに叩けば交互で叩けますね。
一方、

同曲の前半

こっちは交互で叩けなさそうな配置になっています。
ただ、普通に押すと結構難しいので、

これで叩けないか?
というのを考えていきます。
そうすると難しい部分は、
AC→BR→AC→…の部分で右手の指が左手に当たってしまう
ということになると思います。
その解決案を考えていくと、
・左手の叩き方を変える
・右手の叩き方を変える
当然ですが、この2択になります。
筆者が採用した方法だと、左手の叩き方を変えるパターンなので、ACのうちAを左手親指、Cを薬指で叩くことによって、右手がぶつからないように叩けるようにしました。
他にもいろいろパターンはあると思いますが、挙げはじめるとキリがないので1例に留めておきます。

他にも、

Dyscontrolled Galaxy(MXM)の序盤

このようなfxとbtが隣接してる鍵盤や、

Bangin' Burst(GRV)の序盤

(できる人は)AD片手で叩けないかなどにアンテナを貼っておくといいと思います。

出張する

これも誘導があればみなさんやってるやつだと思います。
たとえば、

CLAMARE(MXM)MIRRORの中盤

ロング持ちながらつまみを替える部分に関してはみなさんロングを同じ手で押さえたままつまみをもう片方の手で出張させていると思います。
それでは、これも違うパターンを考えてみると、

CLAMARE(MXM)MIRRORのサビ

ここ、実は右利きの人が左手でLを親指で取るとBCへの移行が難しいです。
筆者はそれを意識しすぎて今度はつまみが回せないジレンマに悩まされたので、

このように鍵盤を利き手の右手で取るために開始を出張して、抜けの交互っぽい部分を右で取ってその後は通常にしたところ通るようになりました。
出張運指を組む場合、入りと抜けが想定運指と異なる場合もありますが、そこをどう取るかを考えられれば有用な運指となり得ると思います。
他にも、

trea→journey(MXM)MIRRORの後半

B→A→L→A→B系の鍵盤は片手に寄ってて難しいので、5鍵以上片手に寄ってる部分はfxをもう片方の手でサポートして寄り過ぎないようにするなども出張の部類に入りますね。
総じて指の構造(特にホームポジションの移動)や鍵盤の寄り方に注目すると、思いつきやすい運指だと思います。

指を変える

そのままですね。
たとえばホームポジションで叩く時に親指・人差し指・薬指を使うとして、その指を親指・人差し指・中指にしてみたり、ACとかBDを押す指を人差し指・薬指と親指・薬指で切り替えてみたり。
その他、面白いやつとしては、

THE凸GENERATER(MXM)の縦トリル

これをbt→Dを叩く指・fx→人差し指で押したりしてます。
自分は中指薬指どちらも稼働能力がほぼ変わらないので、bt内側は中指、外側は薬指を使ってます。

餡蜜する

そのままですが、今回の記事は(書いてないですが)「現実的な可能性の範囲内でクリティカル以上で拾える運指を組めるようになる」を目標としているので、ここでは1-2系餡蜜に注目しようと思います。

Absolute Domination(MXM)中盤

ここの2・3の倍数のノーツを同時押しして16分で叩くと、丁度2・3の倍数打の間でノーツを叩くことになるので、クリティカル以上で光りやすいです。
応用編としては、

immortal saga(MXM)の最後

こんなふうに腕を跨いでみたり、

極圏のラスト

こんな応用も可能です。
よく言われてるやつですが

こんな感じで、今までやってきた運指を考えてみて、そこから今苦戦してる配置に応用できないか?というのが筆者なりの「運指を組む」という概念に対する考え方です。

ちなみに運指を組む上で、
・ロングノーツ系の判定幅
・Sクリティカル・クリティカルで拾えるノーツ間隔
上記2点への理解を深めておくと、その運指が現実的かどうかの判別が頭の中でなんとなくわかるので、もしこれから運指をよく考えるプレースタイルになるのであれば一通り知っておくと今後のためになると思います(よく言われているのと筆者もたまにわからなくなるのでこれは割愛します)。
またその運指が現実的か否かは置いておいて、頭の中で運指パターンを立ててみるという習慣をつけておくと、困った時に役立つと思うので、これも是非お試しください。

思い出したら他にも書いてみようと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

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