【絶品パン屋まとめ】 美味しすぎて感動した店10選 -2023-
今年も趣味のパン屋巡りがはかどり、全33軒のパンを楽しむことができました。
そんな一年の感想はというと・・
感動レベルの美味しいパン屋、まだまだあった。
行ける範囲ではそれなりに巡ってきたので、期待を超えるパン屋さんに出会うのはそろそろ難しいかなーと思っていたところ、あっさり覆されました。
特に好きなハード系のパンが美味しいお店が多くて、感動の連続。
ということで、私の推しパン屋を
・高加水なもちもち絶品パン屋:3選
・生地も具材もハイクオリティな贅沢パン屋:5選
・リピート必至な定番パン:2選
こんな感じでまとめてみます。
まずは【高加水なもちもち絶品パン屋】3選から!
No.4(麹町)
noteのオフィスが四谷に移転したのをきっかけに、出社のたびに通ったパン屋さん。もっちりとした生地が特徴的で、どれも本当に美味しい。
お気に入りは「リーンブレッド」。砂糖、油脂、乳製品を使用していない、北海道小麦100%の湯種食パン。
見た目はハードパンっぽいのでサクサク系かなと思いきや、カットするのが難しいほど柔らかくて、もっちりしっとりとした食感がすごく美味しい。シンプルだからこそ、噛むほどに小麦の旨味を味わえる奥深い一品です。
BANK(日本橋)
銀行の跡地をリノベーションして2022年の冬にオープンしたBANK。店構えや内装が洒落ているだけでなくて、パンも絶品でした。
リピートしたのが「カブト」という名の全粒粉食パン。生地の旨味が濃く、ほんのり酸味があってハードパンのような味わい。こんな食パン初めて・・と一口目から感動し、夢中で食べすすめてしまいました。
さらに食感も何これ!と驚きで、食パンらしからぬもっちり感がたまらなく美味しいんです。シェフのこだわりで、水分量と小麦粉の種類を調整して独特の食感に仕上げているとのこと。
No.4のリーンブレッドに似ているけど、カブトのほうがよりもっちりしていたかな。
食事にも合いますよ、と店員さんに聞いていたのでサンドイッチにしたら相性抜群!いろんな味わい方が楽しめました。
看板商品の「サワードゥ」もいただきました。
ザ・ハードパンな見た目だけど、中はしっとり柔らかめ。他のパンと同じくもちもち食感です。栗とりんごがぎっしりなのも嬉しい。生地も素材も大満足でした!
しかたらむかな(神楽坂)
「もはやケーキのようなパン」と称され、パンマニアの間で噂になっていたお店。これは行かねばと、期待を胸に行ってみました。
不思議な店名は、シェフのお名前(中村隆志さん)を逆から読んでいるそう。もうこの時点ですてき。
見てください、この棚!独創的で芸術品のようなパンたちが並びます。ひとつのパンが大きいので、2種類にしました。
No.4、BANKのもちもち加減にも驚いたけど、ここのパンは超・高加水。まず手に持つと重量感がすごい。今まで食べたパンで一番重かった。
そして食べてみると、なんだこれは!?これはパンなのか!?と疑いたくなるほど弾力があり、もっちりを超えてむっちり。うまく例えられないんですが、もう少しで餅になるのでは、くらい。異次元。
生地に練り込まれているフルーツも驚きのボリューム。普通のハードパンでは物足りなくなってしまいそうなほどです。
冷凍すれば1ヶ月保存できるとのことで、しばらく経ったものも、食感や風味がほぼ変わらず美味しかったです。最後の1スライスは食べるのが惜しかった…
通販は不定期なので、インスタを要チェックです。ちょっとお高めだけど、ボリュームたっぷり、ここでしか手に入らない唯一無二なパンなので超推したい!
続いて、【生地も具材もハイクオリティな贅沢パン屋】5選。
MONICA(表参道)
ミシュラン一つ星のフレンチシェフがオーナーのMONICA。過去イチな高級パンだけど、その分ほんとに美味しかった!!
隠れ家的な小さなお店に、見た目から贅沢なパンたちが並びます。
MONICAといえば、の名物「海老フライのヴィエノワ」。(1,000円超え!)特大海老がまるっと一本、パンに挟まっています。
想像よりビジュアルがすごくて、いろんな角度から写真を撮ってしまった。
一口、頬張ってみると・・
!!!
(目を見開く)
衝撃!海老が!プリップリ!!!
こんな立派な海老フライ食べたことないし、パンに挟むレベルではない・・めちゃくちゃ美味しい。
パンもほんとに美味しくて、しっとりめ、ほんのり甘い生地が、海老フライと調和してて最高。別添えでタルタルソースもあり、もはやパンというか、コース料理で出てくるような一品です。ワインにも合いそう。
通える価格帯ではないけれど、何度でも行きたくなってしまうようなパン屋さんでした。
Boulangerie S.Igarashi(木場)
2021年に福岡から東京へ移転したお店。福岡はパンの名店が多いので、期待を胸に通販で買ってみました。
店頭では半分以上が季節限定のパンとのことで、通販でも楽しみにしていると、さつまいもや栗などのパンが届きました。わーい。
期待通り、どれも本当に美味しかった・・!!特に季節のパンやハード系のパンは、素材の味を楽しめるようにうまく活かされています。
例えば「秋のかおり」は、生地にかぼちゃが練り込まれていて、さらにマロングラッセ・くるみ・レーズンなどがたっぷり。惜しみなく素材を使っているからこそ出せる深い味わいは、他と一線を画すパンでした。
最近食べ終わったばかりだけど、早くリピートしたい!
パン・デ・フィロゾフ(神楽坂)
ここもハード系のパンが多いので、ずっと行ってみたかったお店のひとつ。
行列に並び、看板商品のクロワッサン、バゲット、リュスティックなどを買ってみました。
どれを食べても一口目から「え、美味しい・・」と感動。生地がいいってこういうことかと。
噛むほどに小麦の旨味とほんのりした甘さを感じられて、ずっと噛み締めていたいパンでした。
クロワッサンは、バターをかなり使っているとのことだったけど全然しつこくない!軽いのに、中の生地はもちっと噛みごたえがあって、ありそうでない食感でした。これが毎朝食べられたら幸せだな・・なんて。
オー ト ウー(横浜・元町)
個人的に今年一番気に入ったパン屋さん。
なぜかというと、大好きな京都のパン屋さんに似ていたから。
京都のパンは、豆や野菜、香辛料などがちょっと和風で、かつ具材がこんなに!?と生地いっぱいに入っているものが多いのです。そんなパン屋さんが首都圏で見つかった・・!と初めて訪れたときは感動でした。
「黒豆とヘーゼルナッツ」「枝豆とユズコショウ」「れもんとジンジャー抹茶の香り」など・・黒豆が表面にまでゴロゴロ入っていたり、見た目から抹茶感がすごい感じが、京都っぽい!好き!!とテンションが上がり、もりもり買ってしまいました。
パン自体は小ぶりだけど、どれも中には具材が贅沢にたっぷり入っていて、具材の方がメインかな?と思うほど。それでいてお値段が高くないのも嬉しい。お腹も心も満たされる至福のパンでした。(看板メニューのあんぱんは本当に美味しい)
このnoteのなかでも特に推しのお店です。どうしても食べたくて2回行ったし、なんなら今すぐ行きたい!元町まで行く価値、大ありです。
のり蔵(横浜・中華街)
オー ト ウーとセットで行くのがマストなお店。以前なんとなく寄ってみたらとっても美味しかったので、久しぶりに行ってみました。
こちらも和風なパンが多く、特にお惣菜系のパンが絶品です。
食べたのはしらすのパン、のりハムロール、なすと味噌のクリームチーズ。ほどよい塩加減が抜群なうえ、パンもしっかり美味しくて、生地の味が具材に負けていないのが感動ポイント。ソフトな口当たり優しい生地で、和な素材との相性がとっても良いのです。
ここでパンを買って、山下公園でピクニックするといい時間を過ごせます。
最後は【一生食べ続けたい定番パン】2選。
セントル ザ・ベーカリー(銀座・表参道)
バゲットが名物のパン屋「VIRON」の経営者による食パン専門店。パン好きの知り合いから評判を聞いていたので行く前からわくわく。
1回目の訪問では、スタッフ一番人気の北米産小麦を使った「プルマン」、2回目はお店で一番人気の国産小麦ゆめちからを使った「角食パン」を購入しました。
プルマンの一口目・・もうめちゃくちゃ美味しい!!トーストしてみると、まず小麦の香りが立って、さくっと感ともちっと感がバランスよく両立していて口溶けがすごくいい。
もう一生この食パンでいいなと思ったほどです。スタッフ一番人気というのも頷ける。
角食パンは、プルマンと比べるとさらにしっとりとした食感で、優しい甘さが口の中に広がります。トーストしないで食べるほうがこのパンの良さを感じられるかも。
個人的にはプルマンが気に入ったけど、どちらも美味しかったのでまた食べ比べしたいなぁ。
VIVANT(武蔵浦和)
美味しいベーグル屋さんを調べていたら見つけたお店。友人からも美味しいよと聞いていたので通販してみたところ・・
さすがの人気店、これは美味しい!!!とびっくりなベーグルでした。
よくあるベーグルよりも分厚く、丸っこくてかわいい。真ん中の穴がないほど膨らみがすごいです。
重量があってむぎゅっとしているので、固めなのかしら?と思いきや、すごくふっかふかで、厚切り食パンを食べているかのようなもちっとした食感。それでいて、外側はパリッとしている。もっちり感とふかふか感のバランスがめちゃくちゃ良くて美味しすぎる。
中の具材も美味しくて、たっぷり入っているので1つ食べるだけでお腹いっぱいに。
とにかく食感に感動します。ベーグル好きの人もあまり食べないという人も、一度は食べてみてほしいベーグルです!
おまけ 〜推しパンいろいろ〜
せっかくなので、他にも印象に残ったパンを紹介します!
・ヒルサイドパントリーのクロワッサン(代官山)
外はカリッと、中はもちっとなクロワッサンはNo.4など他のお店にもあったけれど、ここのは特に中がもちっとしていて新食感でした。バターもしつこくなくて軽いので何個でも食べられそう。(@hillsidepantrydaikanyama)
・ラトリエ ドゥ パンの塩パン(六本木)
白玉粉入りの生地がウリのパン屋さん。塩パンにも白玉粉が使われていてもちもち度がすごい!バターはこぼれ落ちるほどたっぷり。(@latelier_du_pain)
・bricolage bread & co. の農民パン(六本木・渋谷)
名前は地味..だけど、美味しい!!と手が止まらなくなった一品。素焚糖のほんのりした甘さを感じつつ、小麦の香りもしっかりある。生地を味わうなら焼かずにそのまま食べるのがおすすめ。(@bricolage_bread_and_company)
・セテュヌボンニデーの自由が丘食パン(自由が丘)
食感が素晴らしい。耳はサクッとしているのに、中はしゅわっと溶けてなくなってしまうような、すごく軽い口溶け。食パンでこんなにとろける感じはなかなかない。(@cestune_bonneidee_jiyugaoka)
・ビオ コンプレの塩パン(たまプラーザ)
全粒粉を使ったパンがメインのお店。バターがたっぷり使われていて、じゅわっと感がすごい。でも全粒粉だからしつこくなくて、香り高い生地とバターのバランスの取れたやみつきになる塩パンです。(通販:rebake)
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ここまでお付き合いいただきありがとうございました。こうしてまとめてみると、パン愛が深まった一年だったなぁ。
拙いレビューになってしまいましたが、本当に本当に美味しかったパンばかりなので、こちらのGoogleマップのリストをパン屋巡りのおともにご活用ください!
来年も美味しいパンにたくさん出会えますように!
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