見出し画像

社会人経験をコーチングにどう活かすか | KUROBEアクアフェアリーズ

KUROBEアクアフェアリーズ、アナリスト兼コーチの吉田伸です。

自己紹介に記載した通り、KUROBEに入団する前は内資製薬会社に勤めていました。

業務は、MR(医薬情報担当者)。
医療関係者に医薬品の情報提供を行う仕事です。

バレーボールとは無関係の業界・職種と思われるかと思います。
実際、業務内容は全く異なります。

医療系の知識は、バレーボールのコーチングには活きません。

しかし、僕はMR時代に得た経験・知恵がアナリスト・コーチの仕事に大いに活きると思っています。

相手に寄り添う力

MRは、医療関係者(主に医師)を相手に情報提供を行います。

医師の性格、専門分野、診ている患者さんetc
医師によって十人十色です。

そのため、情報提供を行う際、医師の性格や背景を鑑みる必要性があります。

「A医師は、高血圧や糖尿病を患っている患者さんを多く診ている。特に、女性のご高齢の方が多い。だから、〇〇の情報を必要としているのでは?」

細かく仮説を立て、医師に情報提供を行う。

性格や相手の言葉遣いに合わせて、話すスピード・トーンを調整する。

診察後で疲労困憊の表情をされている際は、必要な情報のみを端的に伝え、相手に負担をかけない。

つまり、相手に寄り添う力が必要とされるのがMRです。

バレーボールのコーチにも同じ事が言えます。

選手の性格、表情、言葉遣いから相手の状況を汲み取り、コーチングを行う必要があると僕は考えます。

常に相手の立場で物事を考え、選手に向き合う事。

「自分がこの選手の立場だったらどうだろう?」

相手に合わせて言葉を選ぶことの重要性をMRの経験から学びました。

生産性・効率性

MRとして働く中で、効率よく業務を行うスキルが身につきました。

「膨大な仕事がある中で、いかに効率よく業務を進めるか」
このことばかりを考えていました。

そんな中、偶々手にしたビジネス書で見かけたのが以下のマトリクスです。

仕事を「重要度・緊急度」の2軸に分け、①の重要度・緊急度が高いものから進めていくという方法です。

この表を常に自分の手帳に書き、「今自分にとって一番大切な仕事は何か?」を可視化することで効率性がアップしました。

僕は不器用な人間なので、効率よく仕事できないことが今でも多々あります。

しかし、この作業を繰り返すうちに多少なりとも以前よりは成長できたと実感しています。

実際、昨シーズンのリーグ中は以下のような表を作り、やるべきことを可視化していました。

まだまだ効率を求められる点が多々あるので、改善を繰り返したいと思います。

最後に

僕自身、製薬会社に入社した当初は、バレーボールの世界に戻る日が来ることを想像もできませんでした。

「自分の未来は自分でも分からない」
その点が人生の醍醐味だなと感じています。

今はバレーボールに携わっていますが、将来全く別の業界にいるかもしれません。

そのためにも学ぶ姿勢を崩さず、常に自分自身をアップデートしたいと思います。


※最後まで拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました🙇‍♂️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?