見出し画像

2日で開発!2か月弱で人体へ注射! どの病気に対しても市場に出ていないmRNA薬に「人類はすべてを賭けた」 モデルナワクチン編

それまで一度も世に出ていない遺伝物質メッセンジャーリボ核酸(mRNA)薬の新型コロナワクチンが、モデルナと、ファイザーと提携したビオンテックによって驚異的なスピードで開発され、人体に使用されたことが、『フォーブス』と『ビジネス・インサイダー』のサイト記事で明かされています。
「医学の進歩」を糊塗した国民不在の拙速さこそが、岸田政権が「世界一治験しやすい国」を目指した背景のようです。

「コロナワクチンその不都合な真実 世界的権威が明かすmRNAワクチンの重大リスク」(2024年3月第3刷、詩想社)の筆者アレクサンドラ・アンリオン=コード博士が教えてくれたもので、両メディアは一方はやや懐疑的に、もう一方は科学の進歩と捉えて報じていますが、博士は<ワクチンに使われているRNAとは何か? もっと掘り下げてみよう。というのも、コロナ禍から脱出するために、私たち人類はこのRNAにすべてを賭けたからだ。>と、本書で掘り下げた警告の数々をこれまで過去のnoteコロワク不都合な真実①~⑤でお伝えしている通りです。
 
今回はモデルナの驚異的な開発スピードに焦点を絞っています。多彩な働きを持つmRNAをほとんど制御できていなかった医療の限界を抜きにしても、十分に警戒すべき裏のある話でした。
 
【フォーブスが2020年5月8日に伝えた記事の抜粋 モデルナではウイルスのゲノム配列が公開された2日以内に設計され2か月かからず人間に注射された
 
<後に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と呼ばれることになるものの最初の症例が発表された瞬間、モデルナのCEOステファン・バンセルはウイルスに注目し始めた。同氏は1月初旬、この新たな病気に関するウォール・ストリート・ジャーナルの記事をスタッフに回覧し、注意深く監視するよう伝えた。 2020年1月11日にウイルスのゲノム配列が中国の科学者によってオンラインで公開されると、マサチューセッツ州ケンブリッジに本拠を置くモデルナのチームは48時間以内にワクチンの設計を準備した。そのわずか42日後に、同社は第1相研究のために最初のワクチン候補のバッチを国立衛生研究所に出荷した。 3月初旬、病気に対する免疫を与えるまったく新しい方法であるモデルナのmRNAワクチンが初めて人間に注射された。
それは電光石火の速さです。ワクチンの開発には通常、数年(場合によっては数十年)かかりますが、バンセルにとっては十分な速さではありません。 「私たちは毎日命を落としています。私たちは毎日が大切だと心から信じています」と彼は言います。この速度は、新しいテクノロジーによって可能になりました。>
<ハーバード・ビジネス・スクールでMBAも取得したバンセル氏は、2010年までにフランスのバイオテクノロジー企業バイオメリューのCEOを務めていた。>
<「私は、賭け事は得意ではありませんが、慎重ながらも楽観的です」と彼は言います。
楽観主義者はバンセル氏だけではない。過去 20 年間で、広範囲の疾患に対する mRNA ワクチンを開発する企業が急増しており、多くの企業が新型コロナウイルス感染症のパンデミックに注目を集めています。ドイツ企業ビオンテックはファイザーと協力してmRNAワクチンの開発に取り組んでいる。臨床試験はすでに始まっている。別のドイツ企業であるキュアバックもゲイツ財団の支援を受けており、今夏ワクチン治験を開始する予定である。マサチューセッツ州レキシントンに本拠を置くトランスレート・バイオ社は、フランスの製薬大手サノフィと提携してmRNAワクチンを開発し、人体治験も行っている今年後半に開始される予定。
連邦政府は多額の資金を投入してmRNAワクチンを支援しており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンのためにモデルナ社だけに5億ドル近くを約束している。
彼ら全員が、mRNAワクチンが何世紀にもわたってワクチンが製造されてきた方法を覆す可能性があるという考えに頼っている。彼ら全員が、mRNAワクチンが何世紀にもわたってワクチンが製造されてきた方法を覆す可能性があるという考えに頼っている。…連邦政府は多額の資金を投じてmRNAワクチンを支援している。約5億ドルを寄付することを約束した新型コロナウイルス感染症ワクチンに関してはモデルナ社だけに依頼した。開発を加速するため、FDAはモデルナとビオンテックの両社に対し、動物での安全性試験が終了する前に人体でのワクチン治験を開始する権限を与えた。>
 
※同メディアは、ステファン・バンセル氏はフランスのバイオテクノロジー企業バイオメリューのCEOを務めていたこと、ゲイツ財団は別のドイツ企業キュアバックを支援していたことに触れていますが、大切なことに触れていません。
ロバート・F・ケネディ・ジュニア著「真実のアンソニー・ファウチ」では、
<2018年、フランス政府は米国政府当局者に対し、フランスが建設を支援した武漢の研究所は手入れが雑で人員や安全も不十分だと警告していた。たとえば、研究所を建設したフランスの建設会社バイオメリュー社は、パンデミックを引き起こすために意図的に強化されたウイルスの流出を防ぐための重要なインフラである負の空気流システムを適切に完成させることを怠っていた。ファウチ博士は警告を無視した。
2021年5月に私が バイオメリューの元 CEO (2007~2011年) ステファン・バンセル氏にメールを送り、彼の会社が機能システムを提供する契約に違反したことを知っているかどうか尋ねたが、答えなかった。その時までにバンセル氏はモデルナ社のCEOであり、ビル・ゲイツ氏とトニー・ファウチ氏のパートナーであり>
<2019年までにゲイツ氏がモデルナのmRNAワクチンに数百万ドルを賭けていた…ゲイツ氏は同社の相当な株式を所有している。>などとして、今回のパンデミックには特別な関係、特別な経緯があることを指摘しています。
 
世界一治験しやすい国とは、不利な情報を何一つ知らされなくても何も文句を言わない国のことです。
無関心を決め込む皆さんはよくても、せめて子孫は守ってあげましょう。抗議に立ち上がるべき時です。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?