医療新気功日本

医療新気功の代表ブログです。中国の気功の医学気功を学ぶ中で感じたこと、考えたこと、また…

医療新気功日本

医療新気功の代表ブログです。中国の気功の医学気功を学ぶ中で感じたこと、考えたこと、また練習者に共有していただきたいことについて書いていきたいと思います。

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新医学気功の通信指導を行います

2010年の気功フォーラムで話題となった、楊峰老師が創始した「新医学気功」の通信指導を始めます。 方法はSkypeを用いた個人指導から開始したいと思います。 受講者が多数の場合、帯功(集団練習)やトリートメントの講座をミーティングのような形で開講することも予定しています。 指導内容は基本となる「排邪法」(滞りなどによって生じた邪気・病気を排除する功法)と「初級動功」の指導を中心として行います。 また、上記の練習をある程度された方に対して、気功を用いいたカウンセリン

    • 気功の正体とできること

      まず、結論から言ってしまえば、「気功」というものは、体操でも呼吸法でもありません。また、瞑想でもありません。 では、気功とは何かと言えば次の3点に集約できます。 ①気を気として感じること ②気を通すこと ③気を精錬すること ①はシンプルに言えば「気の感覚」「気感」の獲得ということですが、実際はそこに留まらず、気の質を見極めるということになります。 気には邪気もあれば病気もありますし、正気も真気もあります。 つまり、より良い気を得ているかどうか、それが正しく運用されているか

      • 弱い力

        【雑記】 物理学的に4つの力があるのだという。 ①強い力(陽子や中性子、またはクオークなどを繋いでいる力) ②弱い力(核崩壊を起こす力) ③重力 ④電磁気力 なのだそうだ。 ものの本などではいろんな順番にされてしまっているけれど、ここで目を引くのは「強い」という言葉だろう。 強大なものが良いものであるという幻想や、悪く言えば洗脳は私たちに染み透っている。 この辺はスポーツの影響が大きいのだろうなと思う。速い世界新記録はあるが遅い世界新記録はなかなかない。100mを9秒台で走る

        • もやもやパワーと小周天

          前回、人間に発現して、その人を見た目的にも精神的にも大きく変えてしまう「もやもやパワー」について書いたけれど、この間も「高校生が違法画像撮影して逮捕」とか、「AV禁止法」をめぐる意見のあれこれとか、アメリカでの銃乱射事件とか、「もやもやパワー」をめぐる事件がたくさん起こっている。 https://www.bbc.com/japanese/61574506.amp 前も書いたが、性衝動も破壊衝動も、逆にアパシーや引きこもりも、今の時期で言えば五月病も、この身体も莫大に窯変さ

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        新医学気功の通信指導を行います

          もやもやパワー

          気功って案外と性と密接な面があって、この辺が誤解を生む部分でもあるので、もう少し説明してみたいと思います。 性パワーというと大概は、「性欲」とか「淫らな」というバイアスがかかりますが、気功で認識している性パワーはそれとは異なります。 確かに気功を日々活用することで、ガツンと効く精力剤を飲んだような効果があることは事実です。また、それが気功の目標でもあるのでそれはそれでいいことではあるのですが、多くの方が誤解されるのはいわゆる「性欲」のような線引きから生じています。 単純

          もやもやパワー

          怪我の功名

          実は1月末に手首の骨折に見舞われまして、でも、そのことで大きな発見がありました。 日頃から、「気功は心身を今よりよくする方法」と言い、「健康度が増すことで、状態がよくなったり、能力が開花したりするのであって、気功は決して『秘術 病気治し』」ではないと言っていますが、それでも身体の不快や困りごとや、精神的な問題などに対して、気を送ったりすることはあります。 ですが、やはり気功自体は中国の養生文化の精華なので、やっぱり外傷的なものへの支援としては疑問がありました。「歯が折れたら

          気功による緊急対応

          気功というのは基本的に ・普通のものを良くする ・良いものをより佳くする ことに長けている、生命エネルギーのコントロールと練磨(質的向上)を目的にしたパワーワークなのだが、時として緊急対応を求められることがある。 肩が痛いとか、腰が抜けたとかならまだしも、もっと重大な場面で支援を求められることもある。 先だって、午前中の練習を終わって、スマートフォンを覗くと、ちょうどそこへ練習者の方からLINEが入った。 どうもご家族の緊急事態のようだった。 見ると、呼吸が浅く、腹部が

          気功による緊急対応

          秘伝としての性

          気功の秘伝として性命双修というのがあります。 わかりよく言ってしまえば、先天と後天を結びつけて実体的に把握するということです。 以前も書きましたが、気功はパワーワークです。実体に働きかけられなければ、気功ではありません。 いわゆる、マインドワークやスピリチュアル系の自己催眠との違いはそこにあります。 マインドだけを働かせた場合、ムードは作れますが、実体に作用することは少ないです。 なので、本当の気功は危険性も高いのです。 以前、他流の気功では偏差(よくない反応)が起き

          秘伝としての性

          フンコロガシの歌

          「フン・フン・フンコロガシ」という歌があるのをご存知でしょうか。 川田義雄の歌(「地球の上に朝が来る」)のような歌詞で始まるNHKのEテレ「むしむしQ」という番組での歌です。 昔々、エジプトではフンコロガシ(スカラベ)は聖なる虫であったそうです。 それは、彼らがフンの団子を運ぶさまが、太陽の運行(シャレではない)のように見えたからだと言われています。 太陽信仰は広く世界に行きわたっています。日本も太陽神を戴く国のひとつですね。 以前、暦法の話でも触れましたが、太陽の働き

          フンコロガシの歌

          春のデトックス

          やっと春めいてきましたね。 春といえば発陳の気です。 冬が閉蔵の気で、身体内部で練り上げて、熟成させるのだとすれば、春は開いていく気で成り立っています。 閉蔵によって生じた澱(おり)や、しつこく身体に残る冷えや湿気の毒(邪気・病気。これがしつこい)を出すことが、春の初めには必要になります。 私の習う新医学気功には、排邪法という邪気を出す行法がありますが、それ以外で特に深いところに残る邪気・病気(ともに正常に運行されずに停滞している悪い気のこと)を出す方法を2つ書いてみた

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          春のデトックス

          気功と暦法(簡単バージョン)

          もうすぐ「春節」(2022年は2月1日)ですね。本来はアジア全体でお祭り騒ぎなのですが、時節柄バーチャルが盛り上がるのかもしれません。 さて、この「春節」というのは、いうまでもなく旧暦でのお正月に相当します。この「旧暦」「新暦」というのはなんなのでしょう。 簡単に言ってしまえば ①「旧暦」:月の満ち欠けと太陽の運行で一年を定める暦 ②「新暦」:太陽の運行と日割りで一年を定める暦 のことになります。 よく、神社に行くと「月次(つきなみ)祭は一日と十五日」という立札などがあり

          気功と暦法(簡単バージョン)

          2022年新医学気功カレンダー

          明けましたおめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 さて毎年恒例の、新医学気功カレンダーを作りました。 気功などの文化は「旧暦」「太陰暦」を大切にするので、実際には2月1日の春節をして新年なのですが、カレンダーは「新暦」です。 (暦法についてはまた近いうちに書きますが、重要です) 新医学気功の創始者 楊峰老師にもお送りしたところ、大絶賛をいただきました。 大智慧!悟道德到功高尚! とのことでした。ありがたい限りです。 また、知人や気功以外でご縁のあっ

          2022年新医学気功カレンダー

          アイコン変えてみました

          アイコンを変えてみました。 地蔵菩薩の素敵な絵があったので。 そうして、書き手(私)に妙に似ているので。多分、私を知っていて、この絵を見た方は似てると言ってもらえる確信があります。 これ台湾の画家の林季峰老師の『南無大願地藏王菩薩』作品の部分。仏画家の方が感得された地蔵菩薩の絵柄が自分に似ているというのは何だかとても嬉しい限りです。 林季峰老師について 私の気功の師であり、世界の百人の名中医でもある楊峰老師の故郷は安徽省で、代々薬局と病院を営む医家の家伝の功法や漢方の

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          気功と超能力

          昨今練習していて、気功をやっていて身に付く超能力の極限は「自分から2m離れたところにあるものを、道具も使わず、踏み出しもせずに取ることはできない」と噛み締めてわかることではないかと思うようになった。 そんなことは言われなくてもわかると言われてしまいそうだが、ことは案外単純ではない。ちまたで言われる「超能力」はもっとド派手であるが、実際問題、スプーンが曲がっても、お札が浮いても、他人の過去を読み取ったり、未来を理解したとしても、前二つは手品で代替できるし、後の二つは心理学やら

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          気功とヨーガ(yoga)

          Ⅰ わたしのyoga認識⒈総説正直言って、yogaはやったことはありません。あくまでもごく一般的知識と、気功の実践者という視点から見た場合の認識があるだけです。その認識からの雑感を以下に書いてみようと思います。 ⒉わたしのyogaの知識わたしのyogaの認識といえば、古くはズームイン朝でyogaの講座をされていた藤本憲幸さんの番組内の発言や実技が接する端緒であったように思います(年齢がバレますね)。そこから佐保田鶴治さんや沖正弘さんの比較的読みやすい著作などを素読したりした

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          気功はなぜとっつきにくいのか〜その2

          総論 気功のとっつきにくさ 気功のとっつきにくさには大きく分けて2つの流れがあるように感じる。 ⒈歴史的な経緯 ⒉体感的な敎育 ざっくり言ってしまうとこれに尽きる。 ここでは⒉について考察してみたい。 2体感的な敎育①気功の特色私が練習している「新医学気功」の創始者 楊峰老師の言を借りると、「気功とは全身の細胞に正しく酸素を届けること」ということになる。酸素が隈なく正しく届けられることで、正しい代謝状態にし、鬱滞による活性酸素や炎症を避け、全身の生命力を賦活することにある

          気功はなぜとっつきにくいのか〜その2