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【言葉】フレッシャーズの皆さん!しんどいことも多いけど、きっといいことも

4月に入り、真新しいスーツ姿を見かけるようになりました。今年も新入社員たちの新生活スタートの時期となりました。皺一つ無い、真っ新な背広姿で、これから就活です!なんて感じのフレッシャーズの皆さんですが、いよいよ社会人生活の始まり。まずしばらくは我慢の時も多いかと思いますが、これも経験。今回は報道されている大手企業などの入社式コメントなどをいくつかご紹介したいと思います。


まずは世界一の自動車メーカー、TOYOTAから!

新入社員の皆さん、ようこそクルマ屋のトヨタへ!トヨタを選んでくれて、本当にありがとうございます。皆さんの入社を心から歓迎します。(中略)皆さんには、一緒に夢を見る多くの同期がいます。トヨタには、世界37万人の先輩や同僚がいます。トヨタグループの仲間も含めて、日本の自動車産業には550万人の仲間がいます。意志を持って仲間と行動し続ければ、夢は現実になる。必ず未来の景色は変わると思います。未来はみんなで作るもの。今日から皆さんも、「みんな」の一員です。改めまして、ようこそトヨタへ!一緒にクルマの未来を変えていきましょう!

CAR Watch 4/1配信より

「トヨタを選んでくれてありがとう」ーこんなこと社長から言われたら、俄然元気が出る気がしませんか?←単純すぎますかね?笑。そして締めくくりは「仲間と一緒に未来を作ろう!」ーめちゃくちゃやる気でませんか??実際、記事にされていた全文を読んでみると、当たり前ですが、ものすごくよく作られている素晴らしいメッセージになっています。トヨタの歴史と伝統にも触れつつ、日本が誇るモノ作り文化であり、日本人が大切にしてきた職人文化を紹介し、最後には一緒に「夢」を形にしていこう、という非常に前向きかつ勇気を貰える内容でした。もうこれは入社式コメントのテンプレにしたいくらいです(笑)。

頑張れ、楽天!?三木谷社長「本音」のメッセージ

「世界の変化は驚くほど速い。我々も新しい事業に次々と取り組んでいるが、過去の地位にしがみついていては遅かれ早かれ滅亡する」

「(厳しい状況でも物事を成し遂げるために知恵を働かせる)“Get things done”の精神だけは忘れないでほしい」

毎日新聞 4/1配信より

楽天モバイルがなかなか苦境を脱せず、楽天王国の切り売りが続いているわけですが、それはさておき、三木谷社長のメッセージは考えさせられることが多いように思います。「過去の地位にしがみついていては、遅かれ早かれ滅亡する」ーこれは本当にその通りですよね、日進月歩どころでなく、ものすごいスピードで変化している現代。過去の栄光に胡座をかいて、改革改善を怠っていればあっという間に衰退を迎えるでしょう、おそらく。「Get things done」とはシンプルに「物事を成し遂げる」という意味。どんどん成果を形にしていこう、ということなんでしょうね。かつては社内公用語を英語にするとか、三木谷社長がベンチャーで始めた楽天市場から一気に巨大グループにのし上がった実力の持ち主。この難局をどう乗り切っていくのか?その当たりの手腕を興味深く拝見していきたいと思います。

いいことを言っているのに、なぜ響かないのか・・・涙

「人生で無駄なものは何もない。どんな苦難であっても必ずや意味がある。そう信じて新しい人生を一歩一歩、前を向いて進んでいただければと願っている」

日刊ゲンダイ 4/1配信より

お次は我が国の首相、岸田さんのメッセージ。これだけを読むとなかなか良いこと言っているように思いませんか?(←上から目線でスミマセン!汗)にもかかわらず、なぜか人ごとの言っているように聞こえてしまう、気持ちが入っていないように思ってしまうのはなぜなんでしょうか?まあ、私のように100%文系人間から見ると、恐らく「魂」が全く入っていない、ただの棒読みだからでしょうね。いつでもどこでも台詞棒読み感しか感じられないんですよね、残念ながら。まあ、かつての小泉首相ほどの演技力は求めませんが、せめてスピーチやプレゼンテーションのトレーニングは必要なんだな、と岸田さんの答弁を見るたびに痛感しますね。


・・・ということで、ここまで3人の方々のスピーチを見てきました。フレッシャーズの皆さんには、TOYOTAイズムで気持ちを昂ぶらせ(ぜひ、全文読んでみて下さい、本当によく作り込んでありますから!)、三木谷さんの仰る「変わらなければ、未来はない」という強い危機感を共有し、ラストは・・・プレゼンスキルって大事だよね、というところでしょうか笑。


これだけ偉大な会社や方々の後に、名も無きシロート40オヤジのコメントなんて全く不必要というか場違いかと思いますが、オヤジの戯言と思って聞き流して下さい。

■「まずは1年。1シーズン回してみてから判断してみては?」
■「お金をもらいながら、スキルを学べるいい機会と考えるのもアリ?」
■「やっぱり上下関係、縦横ナナメの関係って大事。これも経験」
■「あれこれ考えすぎずに、まずは目の前に没頭してみる」
■「誰にでもきっと訪れる、辞めたい病。無理は禁物。でも・・・」

最初に言います、もし、どうしても無理で、本当に辛かったら、無理をしすぎることは無いと思います。ブラック・・・とか未だにありますからね。とはいえ、なんとか1シーズンは頑張ってみると、なんとなく1年の緩急が見えて、翌年はもうちょっと上手に1シーズンを回せるようになると思います。その感にいろいろなことを学べるチャンスでもあると思うので、個人的にはあまり早急に決断するのではなく、まずは1シーズンやってみるか!くらいの気持ちでやってみると良いと思います。

それに固定給が頂けるって言うのは本当にありがたい!笑。一時期、無職時代のあった身としては、やっぱり心許ない気持ちになるものです。どこかの組織に所属しているという安心感は何物にも代えがたいと思います。あまり肩肘張りすぎず(というのも、もうすでに肩に力が入っていると思いますので・・・)、まずは1ヶ月、そしてGW、賞与、夏休み・・・と少し先の楽しみを考えつつ、目の前の作業をこなしていくとイイと思います。ぜひ頑張ってみてください!そして最後はアメリカの人気ドラマの台詞で締めくくりたいと思います。


Welcome to the real world!!!

Welcome to the real world! It sucks. You're gonna love it!
「現実世界にようこそ!最悪だけど、きっと気にいると思うよ!」

Friends (Season 1) / The One Where Monica Gets a New Roommate
Written by: Marta Kauffman and David Crane

これはアメリカの人気シットコム「フレンズ」の初回パイロット版のラストシーンから。お嬢様育ちのレイチェルが、結婚式の当日、学生時代の友人モニカのアパートに転がり込み、これまでの優雅な生活を捨て、仲間たちとニューヨークで生きていく決意をする名シーン。そこでモニカがレイチェルに言う台詞がコレです。「Welcome to the real world! It sucks. You're gonna love it!」ー「現実世界へようこそ!最悪だけど、きっと気に入ると思うよ!」フレッシャーズの皆さん、きっと落ち込むこともあると思います。でも、それが普通なんで、安心して下さい。と、同時に仕事の中で楽しみだったり、社会人生活の中でワクワクする体験もきっとあるはずです。新社会人の皆さん、おめでとうございます!!大変だけど、頑張っていきましょう。

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