写真展、こうやって準備してます!
いや、ほんと、みんな写真展ってどうやって準備してるの!?
ほんとに、写真展の準備、大変。
10年以上毎年やってることなのに、なんでこんな大変なことしてるんだっけ?
ってそんな疑問しかわいてこない。
ほんとになんでこんな大変な思いしてるんだろう…。
とにかく写真をどう選ぶのか、どう見せるのか、迷い迷って迷子になってる。
みんなどうやってるの?誰か教えて。
意外にそういうことって他の人がどうやってるか、知らないよなって思ったので、誰もまったく興味がないと思いますが、わたしなりの「写真展こうやって準備してます」を書いてみたいと思います。
DMを作る
まずDMを作ります。
いろいろ考える前にまずDMをデザインする。
とにかく1枚キーになる写真を選んでDMのデザインをする。
そして全体を決める前にDMを入稿して印刷に出しちゃう。
まだ何も決まってない状態だけど、DMが先にできあがってくる。
これは今年のDM。
先週まだ何も決まってない段階で作って入稿して、いち早くできあがってきた。
まだ何もできてないけど、DMだけある。
これだけでもうアガる!!
これで一気にテンションが爆上がる。
何も決まってないけど、物体として何かができあがってる。
なに?どんな写真展なの?って人ごとみたいにワクワクできる。
ハッキリ言ってこれじゃただのバカだ。
でも、ただテンションが高まるってだけじゃなくて、一応これで軸が決まる。
本当にこの写真を使うのかはわからないけど、DMに選んだ写真がとりあえずの軸になる。
なんでもいいから「ひとつ決める」
これで一気に動き始める。
その意味でもまずDMを作る!
まずは何か一つ前に進めること、これ自分的にはすごく大事。
写真集を作る
そこから今度は写真を選んでいくんだけど、候補になる写真がけっこう膨大で、この中から何枚かの写真を選ぶというのがけっこう大変。
これは本当に一番大変。
どう選んでいいのかちっともわからなくなる。
まず候補の写真をざーーっと並べて見る。
AdobeBrigeを使って一覧表示する。
こうやって並べて見てもなかなか選ぶのが難しい。
なのでわたしの場合は並べた写真から「写真集を作る」ことにしている。
ページ組できるソフトならなんでもいいと思うけど、InDesignが一番使い慣れているので32ページくらいの小さな写真集を想定してページ割りを作る。
こんな感じで、表紙を作って、そのあとのページに写真を入れていく。
何度も写真を入れ替えたりしながら何日もかけて順番を入れ替えたり、写真を入れ替えたりして写真集を完成させていく。
ページの流れで写真を選ぶというのが、わたしには一番あってるみたいで、このやり方にして写真選びがしやすくなった。
とはいえ、正解のない無限作業なので、やり直そうと思えばいくらでもやりなおせてしまう。
この1枚が気になるって思って他の写真に変えると、今度はつながりが悪く思えて他の写真を変えたくなる、無間地獄。
とにかくこれでいいって思えるところまでこの写真集を作り込む。
↓ちなみにこれは去年(2021年)の写真展用に作った写真集。
展示レイアウトを考える
写真集を作って、だいたい写真を選び終えたら、展示のイメージを考える。
カウンターの上にA2サイズを4枚貼るなど場所とサイズと組み合わせを考えながらこんな感じで展示イメージの展開図を作る。
まだ作業中なのでちょっとぼかしました。
実際は展示しなかったけど去年(2021年)はこんな展示にする予定だった。
こうやってイメージが固まったら、プリントにとりかかる。
実際は、レイアウトした写真より少し多めに写真を選んでプリントして、あとは写真展当日に写真を貼りながら最終的に決めていく。
流れは
DMを作る→入稿する→できあがる→テンションを上げる→写真集を作る→写真を決める→展示イメージを考える→レイアウトを決める→写真をプリントする→当日現地で貼りながら最終調整
こんな感じ。
先週末は展示するお店にDMを置きに行き、イメージをふくらませるために酒を飲んで、飲んで、記憶がなくなるまで飲んできた。
そして翌日は二日酔いで朝から必死で自分の写真と格闘。
なんか写真をやってる人っぽい!!
とにかくまだいろいろ悩みつつ無限地獄に絶賛ハマり中。
…とにかく必死にやってます。
って報告でした!
もう泣いても笑っても来週は写真展本番。
がんばろ!!
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