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【新世代賞News】新世代賞が助成する展示会、「花は野にあるように」展をSHIMOKITA COLLEGE 1階にて開催します-2024年6月1日(土)~2日(日)まで。

SHIMOKITA COLLEGE では下北沢の13の施設が出店する「下北線路祭2024」に合わせて、2024年6月1日(土)~2日(日)の2日間「花は野にあるように」展を開催します。

本展示会はSHIMOKITA COLLEGE が運営を行う「新世代賞」に関連するイベントとして企画されました。
本展示会で展示を行う総合芸術会社「Ubsnant」の建築デザイナー、アラタスズキ氏と写真家、鈴木智沙子氏は昨年開催された第7回新世代賞において「SHIMOKITA COLLEGE賞」を受賞しました。

「Wo(ndering if the world weren't made by)men」(2023)

当日は本年実施予定の「第8回新世代賞」に関する情報も一部公開いたしますので、ぜひSHIMOKITA COLLEGE までご来場ください。


「花は野にあるように / Flowers as They Are in a Field」
・会期:2024年6月1日(土)~2日(日)
・時間:11:00-19:00
・会場:SHIMOKITA COLLEGE 1階ギャラリー
・住所:東京都世田谷区代田5-20-16
・入場料:無料
・展覧会ウェブサイト:https://www.ubsnant.jp
・新世代賞Webサイト:https://shinsedaisho.com/

■新世代賞とは?
新世代賞は25歳以下の若きクリエーターのための新人賞です。
2017年に作家でDesign Stories主宰の辻仁成氏が立ち上げ、2023年までに7回実施してきました。
2023年の新世代賞から新たにデジタルデータでの募集に刷新し、画像・映像での幅広い表現での応募が可能となりました。

新世代賞は全ての新しい才能を歓迎し、その登竜門となる場と機会を提供します。
https://shinsedaisho.com/

■SHIMOKITA COLLEGE/Deign Stories/小田急の3社によって主催
新世代賞は Design Stories・SHIMOKITA COLLEGE新世代賞実行委員会・小田急電鉄株式会社の3社で運営されています。
その中でも運営の中心をSHIMOKITA COLLEGE に居住する学生や若手社会人が担っています。


イベントの詳細は下記をご覧ください。



総合芸術会社「Ubsnant」による「花は野にあるように」展が開催/建築デザイナー、写真家、彫刻家が「あるべき地球の姿」を制作

2024年6月1日(土)~2日(日)/SHIMOKITA COLLEGE 1階ギャラリー

株式会社Ubsnant(ウブスナント)による初の展覧会「花は野にあるように」が2024年6月1日(土)~2日(日)に開催されます。

Ubsnantは、地域文化と現代の生活が共存した空間・物品・映像を一貫して創作する総合芸術会社で、建築デザイナーのアラタスズキ、写真家の鈴木智沙子、彫刻家の星飛鳥によって2024年3月に設立されました。

今回は、グローバリズムが席巻し均質化の増す現代の都市において、失われつつある「地球の原風景」を取り戻し、郷愁を感じることができるような作品を展示します。空間、写真、彫刻、映像、プロダクトデザインなど分野横断的なクリエイションで「あるべき地球の姿」を世界に投げかけます。

(本展覧会は、下北沢の13の施設が出店する「下北線路祭2024」と同時開催します。)


「花は野にあるように / Flowers as They Are in a Field」

昨今、世界から「地球の原風景」が失われつつあります。

グローバリズムと新自由主義が席巻し、都市と農村という区分を越えて世界的に進行する都市化によって、いたるところで均質的な風景が広がっています。

それは、いわゆる田舎にもおよび、かつて尊ばれた自然や土着的な素材などの地域文化も、それを搾取可能なものと見なす近代的な原理によって、ないがしろにされています。

本展では、そんな危機の時代を生きる私たちが、もう一度「地球の原風景」を取り戻し、「あるべき地球の姿」を思い描くことができるような作品を展示します。

Ubsnantは、空間・建築・彫刻・プロダクト・写真・映像などを一貫して創作する「総合芸術」を謳い、最古の「総合芸術」の一つである茶道に大きな影響を受けています。

「花は野にあるように」というタイトルは、茶道における「利休七則」の一つで、「花は野にあるように、一輪であったとしてもその姿を見て、野に咲く花の様子を想起させることが大切である」ことを意味します。

地域文化と現代の生活が共存した「あるべき地球の姿」を思索(speculation)し、暖簾、止め石、結界、扉、屏風、障子といったどこか見慣れたオブジェクトをモチーフにした「空間什器(spatial piece)」によって、都市にいながらも身体で郷愁を感じるような空間を立ち上げます。

それぞれのウブスナ(産土)に従って、花は野にあるように、素材は産地にあるように、人は故郷にあるように。

失われつつある「地球の原風景」が、来場者の皆様の生活と共存することを願って。


開催概要

Ubsnant「花は野にあるように / Flowers as They Are in a Field」
・会期:2024年6月1日(土)~2日(日)
・時間:11:00-19:00
・会場:SHIMOKITA COLLEGE 1階ギャラリー
・住所:東京都世田谷区代田5-20-16
・入場料:無料
・展覧会ウェブサイト:https://www.ubsnant.jp
・お問い合わせ:info@ubsnant.jp

■スタッフ
グラフィックデザイン、カタログ:竹内康陽
広報:Yusuke Ejiri
ウェブサイト:Miz Tsuji

■クレジット
同時開催:「下北線路祭2024」
主催:株式会社Ubsnant
助成:第7回新世代賞


展示作品

「空蝉 / Utsusemi (The Emptiness)」(2024)


「空蝉 / Utsusemi (The Emptiness)」(2024)


「Wo(ndering if the world weren't made by)men」(2023)

*展示作品:立体作品11点、映像作品2点


株式会社Ubsnant

会社概要

Ubsnant(ウブスナント)は、地域文化と現代の生活が共存した空間・物品・映像を一貫して創作する総合芸術会社。空間ディレクターのアラタスズキ、写真家の鈴木智沙子、彫刻家の星飛鳥によって2024年に設立。建築、写真、彫刻、ファッション、デザインなどの異なる専門性を組み合わせて、地域文化から「あるべき地球の姿」を引き出し世界に投げかけるようなサービスを、設計・制作・記録まで一貫しておこなっています。



アラタスズキ Arata Suzuki

代表取締役 / 空間ディレクター

1997年、東京都文京区生まれ。建築デザイナー、空間芸術家。その傍ら、日本文化の継承者として神職資格も持つ。親族に社家のいる家系で育ったことで、民族学や宗教学的なアプローチを得意とする。

地理・民族・建築デザインの相互関係を研究し、2022年に早稲田大学大学院建築学専攻修士課程修了。大学院卒業後、フリーランスの建築デザイナーとして、不動産開発会社から建築設計の受託を開始し、キャンプ場、アーティストレジデンス、ホテルなどの設計を行う。2023年にArata Suzuki Tokyoを設立。同年、日本初となる建築用3Dプリンターを使用した彫刻を彫刻家と共作し京都にて展示。同年、鈴木智沙子と共同制作した作品が新世代賞2023を受賞。2024年、株式会社Ubsnantを設立。

過去の作品

「Matsuri」(2022)


「The House for Dancing Tokyoites」(2023)


鈴木智沙子 Chisako Suzuki

クリエイティブディレクター / 写真家

1997年、兵庫県神戸市生まれ。写真家、ジャーナリスト。2020年、フリーランスの写真家として活動。ミソジニーでもフェミニズムでも無い女性らしさの表現に挑戦し、女性の自由な権利や環境問題との向き合い方を考える写真展を開催する他、 ファッションを中心に国内外でクライアントワークも行う。

2021 年、大阪で開催された「Part of us(earth)」展に出展し、自然と女性を融合させた作品を展示。2022 年、生理と共に生活する彼女の日常をテーマに「HONESTY - Tired, but I’ m with you. -」(大阪:阪急梅田)を展示。同年、地球について考え行動するための循環型写真展「Kynde issue 01 elements」(東京都)を自身初の個展として東京で開催。2023年の終戦記念日には、広島の被爆樹と神宮外苑の樹木の対談「Trees have their own stories as well」を発表した。

過去の作品

「HONESTY - Tired, but I’ m with you. -」(2022)


「Kynde issue 01 elements」(2022)


星飛鳥 Asuka Hoshi

アートディレクター / アーティスト

1997年、東京都文京区生まれ。工業彫刻家、プロダクトデザイナー。2020年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科金工専攻卒業。同年、現代アーティストのMADARA MANJIに師事し、杢目金やダマスカスの加工技術を習得。

2022年に独立し、東京を拠点に活動中。2021年、若手作家の登竜門であるSICF22に選出。同年、第49回日本伝統工芸金工展に杢目金の花器作品を出展。2022年、WATOWA ART AWARD 2022選出。2023年、工業製材のみで制作された彫刻「Standard Board #1」他3展を、東京WATOWA GALLERYにて出展。デニム端材を樹脂で固めて作製した「Uneveness」はジーンズブランドEDWINに所蔵されている。

過去の作品

「mokumegane vase」(2020)


「NAMED」(2021)





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