【朗読】銭形平次捕物控『影法師』野村胡堂作 字幕付き  ※毎週日曜夜八時配信!    ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房

『影法師』は、
昭和27年 キング七〜八月号掲載作品。シリーズとしては、二百九十作目に当たります。

野村胡堂の述懐では、【容易に罪人をつくらないこと、町人に愛情を持っていること、侍や遊び人を徹底的にやっつけること、明るくて健康的であることを心がけた】と語る、日本が誇る捕物帳の名作。
 江戸神田明神下の長屋に住む「江戸一番の捕物名人」
 舞台は、江戸時代初期の慶安から承応にかけてでしたが、第三十話あたりから江戸時代の後期、文化・文政期あたりにうつっております。
 長・短編合わせて総計三八三編(長編21,中編18,短編341,掌編3,)。テレビドラマ大川橋蔵の銭形平次は、18年間で888回をかぞえ、ギネスブックにも載っております。「1人の俳優が同じ主人公を演じた1時間ドラマ」としては世界最高記録であります。

■銭形平次捕物控 作品リスト
https://www.youtube.com/watch?v=TAZ_R3z6i_Q&list=PLbLffmEwTDprV6OWTzThbBxKDoeB6a5r_

■銭形平次の長篇集はこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=ruF-vuGxqfs&list=PLbLffmEwTDprPA_TkWCNyyek_EKsRjHwj

■登場人物紹介
平次……銭形の平次。岡っ引き。銭占いと投げ銭打ちが得意技。三一歳。
八五郎……ガラッ八。平次の子分。三〇歳の独身
お静……平次の恋女房。二三歳
笹野新三郎……八丁堀の与力で、平次の良き理解者
お品……石原の利助の娘。中気にかかった父、利助にかわって、御用をうけたまわるようになる。
三輪の万七……御用聞き。銭形平次と張り合う。

与吉……四谷の岡っ引き
彦太郎……菊屋の伜。影法師にとりつかれる。
市十郎……菊弥の主人。彦太郎の義理の父
お袖……市十郎の妾
お吉……妾
お染……市十郎の娘。
お世乃……市十郎の内儀
佐多田無道軒……猫又法印と名乗る山伏崩れ。
お万……下女
才八……番頭
源介……通い番頭

◆用語集
薫風……クンプウ・初夏の若葉や青葉の香りを含んだ穏やかな風。
雪隠……セッチン・トイレ
淫蕩……イントウ・酒色にふけってだらしがないこと。また、そのさま。
百眼蝋燭……一本の重さがほぼ一〇〇匁(約三七五グラム)ある大きな蝋燭。
四つ……午後十時
調伏……チョウブク・心と身との調和につとめ、悪行にうちかつこと。
身状……ミジョウ・うまれつき。性分。みのうえ。身分。

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