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育児しやすい服は、男ウケのいい服でもある

子育て中の女性のなかには、「オシャレがなかなかできない」「好きな服を着られない」「ヒールの高い靴をはきたいけれど、転んだら困るから諦めている」などと嘆く人が少なくありません。しかし、下田美咲さんは、独身時代と出産後で、洋服を買いにいくお店も変わっていなければ、何かを諦めたこともないそうです。それはなぜなのでしょうか?

女の人は子どもを産んで母親になったら、とくに自己紹介をするまでもなく「あ、この人は主婦なんだな」「母親だろうな」と見た人から思われるような格好しかできなくなるものなのだと思っていた。

それは、幼い頃から街中で見かける”お母さんらしき人”が、みんな、どことなく似た雰囲気の格好をしているイメージがあったからでもあるし(実際、お母さんなのかどうかも知らずに「きっとあの人は子持ち」と私は反射的に判断していた)、自分が適齢期を迎えて、同世代に子持ちの人が出てきた時に「好きな格好ができない」とか「子どもが生まれてからは全然だけど~」という風にして、着れなくなったものや履けなくなったもの、やれなくなったオシャレにまつわる愚痴のようなものを何度となく耳にしてきたから「子どもが生まれると、ああいう服を着ざるを得ないんだろうな…」「やっぱり育児中ってオシャレができないんだな」という印象を持っていた。

だから、いざ出産をしてみて、私は拍子抜けした。「あれ? 服、変わらなくない?」というのが率直な感想で、息子が生まれてから8ヶ月が経ったけれど、洋服を買いに行くお店も変わっていなければ、買う時に「育児中だからな…」と何かを諦めるような体験もしていない。

これは実際に育児をしてみて初めて気が付いたことだけれど、育児に都合のいい服とデートをする時に都合のいい服は、ほとんど完全に一致していた。


デート向きの服とは、「脱がせやすい服」のこと

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