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夫には「おはよう」と言わないけれど、息子には言う理由

多くの家庭では、「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえり」「おやすみ」などと挨拶をかわしますが、下田美咲さんは挨拶なんてしなくていいという主義です。しかし、10カ月の息子さんには挨拶の言葉をかけるのだそう。そしてそれは礼儀作法を教える意味での挨拶ではないと言います。一体どういうことなのでしょうか?

以前、「挨拶なんてどうでもいいと思っている」ということついて書いたことがあった。その際に、私は家庭内で「おはよう」「おやすみ」などの挨拶を一切していないことも書いた。

先日、この連載の担当編集さんに会った時、こんなことを訊かれた。

「息子さんには挨拶を教えるんですか? やっぱり息子さんにも『おはよう』とは言っていない感じですか?」

意識したことがなかったから気が付いていなかったのだけれど、訊かれたことによって自覚した。そういえば、息子には「おはよう」と言っている。息子を起こす時は「おはよう赤ちゃん」と声を掛けているし、息子が先に起きて私のことを起こしてきた時には「おはようするの?」と訊いている。

それで「いや、息子には『おはよう』と言ってますね、結構、すごく言っています」と答えたのだけど、コレって息子に礼儀作法としての挨拶を教えている感じなのだろうか?と考えてみると、そうではないような気がしてきて、では、どんな時にどんなつもりで「おはよう」って言っていたっけと思い出してみると、いくつかの意味があることに気が付いた。


私が息子にだけは「おはよう」と言う理由

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