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パンティをかぶった夜

10月に大学の講師業が始まってからというもの、ほぼ毎週生徒の誰かしらと飲んでいる。

大学のギャラは大体この飲みですべて吹っ飛ぶので実質ボランティアのような状態になってしまっているのだが、それ以上に自分にとってはプラスの経験や学びがたくさんあるので自己投資として割り切るようにしている。我は刺激と若者エキスを吸う妖怪と化した。

とはいえ一応 自分の中で生徒とのルールは決めていて、以下のようなことは意識していたりはする。

・飲食については奢る。
さすがに大人なので。たくさん飲んでください。

・出勤日以外でも相談があれば乗る。遊ぶ。
たくさん相談してください。

・美術館、映画といった体験に関しては奢らない。
奢られたほうは忖度が働いて正直な感想が言いづらくなり、感想会が楽しくならないから。

・生徒の個展などで作品は買わない。
知らない人に作品を買ってもらうことがプロになることと考えているので、知り合いの自分が買うのは違う気がするから。売れなければそれも学び。

・奢るときは「自分の話を聞いてもらった代」と考える。
自分が調子に乗らないように。奢ってるからこちらが偉いと勘違いしないように。対等に楽しむために。

ナメられ先生

と、ルールみたいなものを偉そうに書いてしまったが、実際は飲みの後半は楽しすぎてベロベロになっており、店の窓を突き破って食い逃げしてないか心配になる。

最近は飲んだ翌日に生徒から記憶にないレポート写真や動画が送られてくるので戦々恐々とする日々だ。

生徒と飲んだ翌日に送られてくる僕の終わってる姿

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