見出し画像

ファッションカラーのあれこれ

こんにちは。下村知未です。

今回は、ファッションにおける色のお話です。
パーソナルカラーよりも大事なお話です。

文化服装を卒業している私からしたら、
パーソナルカラーを勉強してもおしゃれにはなれないし、
パーソナルカラーよりも大事なことがたくさんあると思っています。

個々をカテゴライズさせることで、
販売員が売りやすく、消費者が買いやすくなるためのお話だと思っております。(あくまでも個人の感想です。)
日本人って属性すごく大事にしますからね、、、、

ファッション系のインフルエンサーさんも、結局は着たい色の服着るよね〜って感じで、あくまでも参考程度にって感覚なので、そこまで気にしなくていいと思います。

そんなことは置いておいて、
ファッションにおける色の使い方について今すぐ使えることを書いていきます。

色とは

まずは、初歩の初歩から。復習がてらお付き合いください。
色は、3つの属性によって分類でき、この色がどんな色なのか説明できるようになっています。

  • 明度(明るさ)

  • 彩度(鮮やかさ)

  • 色相(色味)

分かりやすく図にしたのがこちらです。

トーン

色相は、色相環で表します。
ちなみに同じトーンの色相だったとしても、黄色が一番明度が高く、紫が一番明度が低いので、この図でも黄色が一番上になっています。

色相環

美術の授業で見たことがある方もいらっしゃると思います。
これがファッションにおいても大事な図になります。

この図を意識するだけでグッとおしゃれになるんですよね、実は。

ちょっとだけ話が逸れますが、男性と女性とでは、女性の方が色を捉える力が強いそうです。
男性は7色にしか捉えられない色も、女性には29色に見えるということが当たり前に起きます。
色の組み合わせに関しては特に女性の目を借りた方が、男性は良さそうですね。笑

なので、男性のインフルエンサーさんは色のお話を詳しくはしないですよね。
(していたらゴメンナサイ)
あくまでも基礎的なお話が多くなると思います。

話を戻しまして、どのように組み合わせるとおしゃれに見えるのか、
いくつか分類を分けて説明します。


ファッションにおける色の使い方

ファッションにおける色は、一番大事な要素となっています。
色→形(シルエット)→質感(素材)という順番だそうです。

ここからは具体的な組み合わせ方法について書いていきます。
意識してコーディネートしてみてください。

全体で使う色を3色以内にする

これは良くあるコーディネート方法ですね。
色数が多いと、子供っぽくなるのと、まとまり感のない印象になってしまいます。

ある程度の大人の方は、その3色のうち、1色もしくは2色をモノトーンにすると
カジュアルになりすぎず、ちょうどいいコーディネートになります。

今度はその3色の割合を考えてみましょう。

  • ベースカラー

  • セカンドカラー

  • アクセントカラー

ベーシックカラーとセカンドカラーは、似たような色にするとぐっとまとまり感が出ます。
トップスやボトムスに持ってくるカラーですね。

アクセントカラーはあくまでもアクセントとして、使うのがミソです。
靴下のカラーや、スニーカー、アクセサリー、ハンドバッグに使うといいアクセントになります。

アクセントカラーは、原色系でももちろん良いですが、
白や黒もアクセントとして使えるので意識して取り入れてみると案外おしゃれに見えたりします。


色を揃える

まずは、一番簡単であろう、色を揃える方法
ブルーと決めたら、全身をブルーにするということです。

ファッションの専門用語で言うと、トーンオントーンです。

明度や彩度がバラバラだったとしても、
色が統一されるだけで、全体がまとまりのあるものになります。

例えば、ブルーのシャツに、ブルーデニムを合わせる方法がイメージしやすいと思います。(男性も女性もよくやるかと思います。)

オタクっぽくいうなら、メンバーカラーの衣装でも色んなトーンのを組み合わせている場合とかです。

色を揃える場合のコツは、上にいくほど明るく、下にいくほど暗くなるようにする
色の重みが安定するので、バランスよく見えます。

逆にするのは少しテクニックが必要です。
(まずは、王道を攻めて慣れてきたらにしましょう。)


トーンを揃える(明度+彩度)

次は、トーン(明度+彩度)を揃える方法です。
こちらは少し上級でもありますが、分かれば簡単です。
自分の目を信じて組み合わせてみてください。

ファッションの専門用語で言うと、トーンイントーンです。
トーンオントーンとごっちゃになりますが、トーンの中(イン)って覚えるといいらしいです。
(私は未だに分からなくなりますが・・・恥ずかしい限り)

分かりやすいものでいうと、スポーツチームのユニフォームや、子供向けアニメとかです。
と言っても、原色でまとめているので、あんまりトーンって認識はないですが。

黄色を紫は補色関係なので、一見まとまりがないように見えますが、
トーンを合わせることで、まとまりが出やすくなります。


モノトーンで揃える

モノトーン(無彩色)でまとめる方法です。
モノトーンとは、彩度(鮮やかさ)がないので、無彩色です。

これは、簡単なようで、一番難しい組み合わせ方です。
私も結構やりますが、印象が悪くなることもあるので、場面をすごく気にして選びます。

メリットとしては、フォーマルな印象を与えやすいですし、
しっかりした人の印象を与えるので、仕事の時は結構使えるテクニックです。
洗練された都会のイメージも与えます。

モノトーンでコーディネートをする際は、白の使い方がキーになってきます。
シャツやトップスを白にする、靴を白スニーカーにするなど
暗い印象になりすぎないように工夫が必要です。


類似色でまとめる

これは理論上では、少し説明が難しいですが、
結構みなさんやられている組み合わせかと思います。

ちなみに類似色とは、近い色相かつ、トーンも近い色のことです。
画像にもあるように上下でちょっと違う色味だけど、まとまりがあるのが類似色の特徴です。

ファッションの専門用語で言うと、フォカマイユって言います。
フランス語から来ているのですが、細かく説明するのは割愛します。

ファッション色彩を極めたい方は、
50パターンのフォカマイユを作ることから始めると先生が言っていたくらい、
曖昧な表現ですが、基本となる色の組み合わせ方になります。

まとめ

以上がファッションにおける色の使い方です。
ざっくりなようで、とてもボリューミーな内容になってしまいましたが、
少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?