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春コーデ メンズ

“きれいめ:カジュアル=6:4”こそ、大人メンズが春服を着こなすコーデの黄金比

「休日だから、思いきりカジュアルに」という気持ちはわかります。とはいえ、年相応の着こなしを意識しないのは大人として考えもの。休日でも上品でこなれ感がある装いが、やはり理想ですよね。

春服でコーディネートを作るポイントとなるのが、“きれいめ”と“カジュアル”の割合を“6:4”にすること。たとえばスウェットにジーンズのようなカジュアル服だけではなく、襟付きのシャツを取り入れて、きれいめのアイテムをMIXしましょう。なお、6:4はアイテム数の比率でなく、アイテムの露出面積の割合で考えるのがポイント。とはいえあまり厳密に捉える必要はありません。あくまでひとつの目安として考えればOKです。

“きれいめ”か“カジュアル”か。春コーデに多く用いられる服を区分してみた

では、春服のなかでどのアイテムが“きれいめ”で、どのアイテムが“カジュアル”なのか。デザインによっても異なりますが、基本的に以下のように分類されます。

■きれいめアイテム
・コート
・ニット
・カーディガン
・シャツ
・チノパン
・スラックス
・レザーシューズ

■カジュアルアイテム
・ブルゾン
・Tシャツ
・スウェット
・パーカー
・カットソー
・ジーンズ
・ワークパンツ
・スニーカー

春コーデを考えるときは、これらの露出する(見てわかる)分量を“きれいめ6:カジュアル4”になるよう意識しましょう。

もちろん、“清潔感のある着こなし”は春のコーデでもキープしましょう

“きれいめ”と“カジュアル”の割合を6:4にする方法を知る前に、まず必須で押さえておきたいのが“清潔感”です。清潔感とは、ボロボロの服や離れた場所からでも目につく柄&色を取り入れた奇抜なコーデではない、好印象な着こなしのこと。(肌や髪、ひげを整えているのが前提ですが)ベーシックなアイテムを正しく着れば、清潔感のあるスタイルを実践するのは簡単です。

前述のアイテムの選び方を軸にしつつ、以下のトレンド感も念頭に置いて、“きれいめ”と“カジュアル”の割合を6:4で春服コーデを作りましょう。

春コーデを作るポイント1:きれいめ要素高めのステンカラーコートで品の良さを主張

スポーツMIXスタイルが定番となった今、ブルゾンをはじめとするカジュアルなライトアウターが気になるところ。しかし、品の良さがあるファッションを目指すならコート類がおすすめ。なかでも、ステンカラーコートはぜひ押さえておきましょう。

ビジネス色が強いステンカラーコートには抵抗があるという方もいるかと思いますが、今は各ブランドともカラー展開が豊富。サイズ感もさまざまですから、オン・オフを問わず活用できる1着が見つかるはずです。

ステンカラーコートを使った、春らしい軽快さを感じさせる基本の着こなし

はじめてステンカラーコートを手に入れるなら、スタンダードな色みのベージュがおすすめ。かつては“いかにもビジネスマン”なカラーという印象もありましたが、実はジーンズやスラックス、ネイビーベースのボーダーカットソーなど、30代メンズの大好物アイテムと相性抜群なんです。写真のスタイリングは、コートやスラックスなどのきれいめアイテムを中心に、スリッポンとリュックでカジュアル感を投入したバランス感がお見事。旬と清涼感、そしてきれいめとカジュアルのバランスを体現しています。

■きれいめアイテム/ステンカラーコート、スラックス
■カジュアルアイテム/ボーダーカットソー、スニーカー

ネイビーのステンカラーコートを使った清潔感あふれる装い

ネイビー系もベージュに次いで取り入れやすく、選択肢に加えたいカラー。トレンドを問わず着られて、30代メンズのワードローブとも相性良く合わせられるのが特徴です。コーデ例は、ステンカラーコートに白シャツを組み合わせてクリーンにまとめているのがポイント。パンツもブルー系でまとめて爽やかな印象を高めています。スニーカーもシャツと同じ白で揃え、足元に軽快感をプラス。

■きれいめアイテム/ステンカラーコート、シャツ
■カジュアルアイテム/太めのイージーパンツ、スニーカー

カジュアルなデニムスタイルもシックなネイビーが品良く格上げ

こちらもネイビーのステンカラーコートを使ったコーディネート。ジーンズにスニーカーを合わせた下半身はかなりカジュアルですが、上半身をシャツとステンカラーコートでまとめて大人っぽくまとめ上げています。さりげなくアクセントになっているボーダー柄のカットソーでカジュアル感と軽快感を加味しているのもポイント。ホワイト基調のスニーカーも軽やかな印象です。

■きれいめアイテム/ステンカラーコート、シャツ
■カジュアルアイテム/カットソー、ジーンズ、スニーカー

アクセントカラーを取り入れた応用コーデ

周りと差を付けたいけど、悪目立ちはしたくない。そんなときは明るいブルーのステンカラーコートがおすすめ。ジーンズやチノパンとの相性はもちろん良いですが、きれいめに仕上げるならスラックスという選択肢も。アウター以外のアイテムは落ち着いたトーンで構築することで悪目立ちせず、大人っぽくまとめることができます。

■きれいめアイテム/ステンカラーコート、スラックス
■カジュアルアイテム/ボーダーカットソー、スニーカー、キャップ

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