しょん(現役高校教諭)

公立高校の国語科教諭。最小限の時間&労力で、最大限の効果が得られる教育活動を目指してい…

しょん(現役高校教諭)

公立高校の国語科教諭。最小限の時間&労力で、最大限の効果が得られる教育活動を目指しています。少しでも他の教員の方の役に立てば幸いです。書いてあることは、個人の意見です。

最近の記事

授業アイディア③「本文テキスト」に書き込む現代文の授業

今回は現代文の授業について書いてみたいと思います。現代文というと、教科書を読んで、意味調べをさせた後、内容を解説および板書して、生徒はそれをノートに書く(あるいはプリントに書き込む)、みたいな授業が一般的ではないでしょうか。自分もしばらくはこのような一般的な手法でやってきました。しかし、ノート(プリント)と教科書を一体化させれば、もっと教員も生徒もラクができるのではないかと漠然とした思いを抱えていました。そんな時、他校の先生で教科書を拡大コピーして書き込みをさせていた方がいた

    • 教員に向いている人(品の良くない書き方ですみません)

      以下の条件に該当する人は、教員に向いていると思いますので、がんばって目指してください(全て実話です)。担任も主任もやらない退職間際の先生(給料は高い)がいる一方、年間契約の臨時的任用の先生が担任を任せられたり、20~30代の若手の先生(給料は安い)が主任や重要な仕事を任されたりする状況に、疑問も憤りも感じない人。 毎日、17時過ぎには帰ってしまう校長先生がいる一方で、残業代が出ないのに朝早くから夜遅くまで、さらに休日も仕事をしている一般教員が多数いるという状況に、疑問も憤り

      • 教員採用試験の倍率低下および公立高校教諭の年収について(2024年1月加筆)

        昨今、教員採用試験の倍率低下について、しばしば報道されています。ちゃんと調べた訳ではありませんが、行政職公務員よりも倍率が低い自治体もかなりあるのではないかと感じています。 その原因について一言で言えば、「割に合わない」ということに尽きるのではないでしょうか。モンスターペアレンツ対応や専門外の部活動顧問の強制やICT機器の導入、コロナ対応等、授業以外で莫大な業務があるにも関わらず、「定額働かせ放題」と言われる残業が出ない給与体系(給特法)で、完全にオーバーワーク状態になって

        • 授業アイディア②パワーポイント&プロジェクターで国語の授業(2024年1月加筆)

          今年度より、自分の勤務する学校(公立高校)にも黒板に投影するためのプロジェクターが本格的に導入され始めました。当初はパワーポイント&プロジェクターの使用を躊躇していましたが、導入している先生方の話や生徒の話を聞いているうちに考えが変わり、「とりあえず自分もやってみよう」という結論に至りました。 という訳で、現在進行形で試行錯誤している最中なのですが、備忘録も兼ねて現時点で自分がベターと考えている設定等を書きたいと思います。これまでパワーポイントはほとんど使ったことがなかった

        授業アイディア③「本文テキスト」に書き込む現代文の授業

          ホームルーム経営アイディア②教室の整理整頓テク

          教室ってすぐに散らかってしまいませんか?ここでは自分が実践している整理整頓テクニックを紹介します。ほとんどは、他の教員がやっていた手法を真似したものです。 ①床にマーキングして机の位置を固定!生徒の机、いつも適当に位置を決めていませんか?自然状態に任せておくと、特定の生徒が広いスペースを独占するような事態が起きてしまいます。対策として、最初に机の定位置を決めて床にマークを書いておくと、きれいに揃った状態がキープできます。やり方ですが、まずメジャー等を使って前後左右の間隔がな

          ホームルーム経営アイディア②教室の整理整頓テク

          職場環境改善アイディア①学校支給のノートPCを、外部モニタ(ディスプレイ)に接続して仕事効率アップ

          校種を問わず多くの学校で教員に支給されているのは、15インチ前後のノートPCではないでしょうか?しかしノートPCは画面が小さく、デスクトップの画面に慣れた自分にとっては使いづらいと感じていました。また、ノートPCでは視線が下がり、姿勢が悪くなってしまうという話も聞いたことがあります。 そこで導入したのが、学校支給のノートPCを拡大して表示するための液晶モニタです(先輩教員がやっていたのを真似しました)。最近は24~27インチサイズのモニタが1万円台で手に入るようになりました

          職場環境改善アイディア①学校支給のノートPCを、外部モニタ(ディスプレイ)に接続して仕事効率アップ

          ホームルーム経営アイディア①快適な教室にするために導入した便利グッズなど

          ホームルーム担任をするにあたり、導入して良かったと思うものを紹介します。近年、ネット上でも問題提起されていますが、私も仕事のために自腹を切ることには、基本的に大反対の立場です。しかし、現状ではどうしようもないので、改善を切に望みつつ書きたいと思います。文科省の皆様、全国の都道府県の教育長の皆様、どうか教員がある程度自由に使える予算を組んでください。国会議員の文書通信交通滞在費みたいに月に100万円も出せとは言いません。年に数千円でいいんです。領収書もちゃんと出しますから。

          ホームルーム経営アイディア①快適な教室にするために導入した便利グッズなど

          授業アイデア①「指名カード」を用いたランダム指名方法

          「挙手指名」や「相互指名」や「意図的指名」など、授業中の生徒への指名の方法は数多く知られています。その日の日付の出席番号の生徒を指名したり、騒いでいる生徒を指名したり等、教員の個性が出てくる場面でもあります。 私は教員になってしばらくの間は、指名についてあまり真剣に考えず適当に指していました。しかし、ある時から指名の方法を改善することによって、授業中の生徒の集中力を高められないかと考えるようになり、様々な方法を試みました。その結果、たどり着いたのが市販の単語カード(単語帳)

          授業アイデア①「指名カード」を用いたランダム指名方法