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ベストハンドレッド0位への道

https://www.youtube.com/live/CU36zudn6FE?si=D7gbx079q_WAZ8w7

数学力が無に近いので、ゼロ概念のことも実際よく分かってないけども、まあ「1位よりも上っぽい何か」くらいで捉えといてくださいな。

じゃあその0位とは何ぞや、といえば、先日Youtubeで配信を行った「あいけ式ベストハンドレッド2023」自体が0位だという気概ですよ。そりゃ。それを目指さないんならそもそも配信自体やってないし。だから要は、騙されたと思って見てくれ!ということです。トーク配信として起伏をどう作るか?みたいなことは結構考えたつもり。(当日も含めて、すでに見てくださった方は本当にありがとうございます。コメントやdoneruカンパも。)

ただ、もっとこうしときゃよかったなー、というのも当然あるわけでして。

配信の中でも「批評疲れ」についてはたびたび口にしてるけど、まず前提として、謎の知識と小難しいレトリックで語られる批評、ほど欺瞞に満ちたものはないと思っている。言葉というツールは、一定以上の練度に達すればそれを使ってなんとでも言えてしまうからだ。意味がないことを、意味があるかのように見せることさえも容易く。

だからそれとは一番遠い形、すなわち「なにかを飲み食いしながらのただのフリートーク」みたいなのを目指した。なので、何かを評する僕の言葉がぼんやりした言い方になってるとすれば、それはだいたい意図的にそうしてるわけだが、終わってみると「あの論点に触れてない!」とか「あの作品の話なのに、あれ言ってない!」とか、まあざくざく出てくる。やっぱりね、テンションが飲み会なんで。それも居酒屋のすみっこで朝までダラダラやってるタイプのやつ。

あとやっぱり11時間もやってると体力が減っていくので、盛り上げるべきところで盛り上げが足りてないところもある。ほんとは5~6時間くらいでぎゅっとまとめて内容も濃くできりゃ一番いいのかなー。しかし「内容が濃い」とはそもそも何?って話なんだけど。

……とかなんとか、ごちゃごちゃ言ってますが、まあ動画を見てください。一部分だけだとあまり意味がないと思うので、できれば全部。君の11時間を、俺らの作ったエンタメに頂戴、と言えるくらいのささやかな自信はある。

ただ、とはいえ実際にはあんまり見られないだろうとも同時に思っている。「いろんなことに興味があります」みたいな顔をしてる人だって、皮を剥げば結局はある一定の範囲を見渡してナワバリを確認し、辛口気取ってあれこれ論難するのが好きなだけだったりはする。

それに、たとえば僕が配信で『VIVANT』おすすめしてみたところで、観ない人は観ないだろうし。トークのときは強く言いたくなかったけど、もし強く言っていいんなら、「あれ観ないままで2020年代の日本のエンタメは語れない」とか「人生損してる」くらいは言ってますよ。一例ね。

要するに、楽しかったのと同じくらい、徒労感があるかないかで言えば、ある。けれど、それだと見てくれたり応援してくれた人にも失礼なんで、なるべく言いたかない。というわけでこうやって場末でブツブツ呟く程度な次第。

まあ来年のうちには、ベストハンドレッド完全リライト版として文章を出すので乞うご期待。順位ごとに個別にコメントするっていうよりは、一続きの文章のなかで続けざまに100個に触れるつもりなので、エッセイみたくなるはず。

そんなこんなで、来年も。何卒。

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