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有耶無耶への


あらゆる事象を型のある箱に入れようとしてしまう

見当たる箱がなければそれはただ "それ" として感じれば良い

帰結させる必要はなくてむしろ箱に入らないそれと対峙し、慈しむことは素晴らしい

テンプレもあってそれに当てはまらないそれもある

その両方が溢れた世界が豊かじゃないわけがない

生きていれば型のある箱の数は増え続ける

それにならない何かに出会える体験は貴重で美しい

既知と発見を繰り返して生を色濃く染め上げさせる

事象はいつだってあらゆる可能性を纏っていてそれをどう咀嚼し、どう疎通するか

いまの、瞬間のそれをそれらを感じとる

有耶?無耶?に囚われず、それ以外の有耶無耶への受容を

芸術はその受容と創造をヒトへ刺激し続け、感じるを表現する一つであり

源であり望みであり記憶であり、なにか


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