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「場」

「お金を頂かない部分を大切にする」

自分はジャンル問わず“お店”が好き。どんなジャンルの店であってもその場所に入ると感覚と言語化の2つを使って観察分析する。別に理由なんてない。それが面白いからやっている。

すると自分の中で色々法則とか共通点とか勝手に出来てくる。その中の一つで「ダメにならない店の法則」が冒頭の部分。

ある本を読んでいて書いてあったのだけど、一切の無駄がなく綺麗に表現された言葉だったので使わせてもらった。同意義の言葉に「細部に神宿る」がある。それをもっと肌感覚に合わせた言葉だと思った。

逆に言うと「お金を頂く部分だけ大切にする」そういう店はダメになる。これは概念的とかの難しい話じゃなくてシンプルに居心地が悪くなるから二度と行きたくなくなるというだけ。お客がいなくなり実際に潰れた店を見たこともある。愛着ある店だっただけに何とも言えない気持ちになった。

どこを大切にするのかはお店次第で違うから「コレ」と決まっているわけじゃない。「何を大切にするか?」というより「どう大切にするか?」という話なので唯一の答えがあるわけでもない。

自分は極度の方向音痴なのでGoogleマップを多用している。それこそガラケーにGPSが付いた時から位置情報システムは多用している。このシステムがなかったら今生活出来ないかもしれない。

Googleマップには気になった店や、気に入った店にチェックを入れて後から検索できる様にしているのだけど、最近「閉業」の文字が目に入る様になってきた。

その店を思い返せば「確かに昔と変わってきてしまっていたなぁ」と思う事もある。ダメになっていった変遷の点と点が記憶の中で繋がる。やはり少し寂しい感じがある。

流行の業態を低コストで出店して初期投資だけ回収すれば潰れてOKという会社もあるだろうけど確かにビジネスとしては成功なんだろうけど。うーん。

自分は、長く続く事をやっているお店が好きだな。という話。





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