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【知らなきゃ損】価値あるコンテンツに共通する3つのこと

さぁ、今日はどんな価値を創ろうか?

こんにちは、大鹿です。
noteを開いてくださって感謝です。

本日のテーマ:価値あるコンテンツとは何か?

私は過去の職業経験を生かし、コピーライターと名乗って起業をしました。

地元の街じゃフリーでやっている人なんてほとんどいないし、なんだか響きがカッコよかったからね。我ながら安直な理由(笑)。

案の定、名乗ったところで仕事は来ない。

今どき「オンラインで仕事を取ろう」という発想になるところなのだけれど、私は別の方法を取りました。まず「コピーライティングを教える人」になった。セミナー講師です。

セミナーも文章や動画などと同様、コンテンツです。

その組み立て方には、聞き手に前のめりになってもらうための絶対法則があります。3つ。

文章を題材にしてもよかったのですが、“表現のテクニック”を期待される気がしたのでやめにしました。今日はもっと、本質的な考え方をお話したくて。


私のセミナーの重大な欠点

先にお伝えしておきますね。価値あるコンテンツに共通することとは、

  • 役に立つ

  • 面白い

  • 感動する

の3つです。「は? なんだ? そんなこと?」と思いましたか? でも思い返してみてください。

あなたが前のめりになって「どんどん先を読みたい」「見たい」と感じたコンテンツって、必ずこの『コンテンツの3原則』が網羅されていたはずなんです。

(ちなみに「面白い」はFunny<笑う面白さ>じゃなくてInteresting<興味深い面白さ>のほう)

逆に「つまらない」コンテンツにはそれらが欠けている。実は、私のセミナーには大きな欠点があったんですね(汗)。

話をセミナーのエピソードに戻します。

ぶっちゃけ講師なんてやったことなかったのですが、コピーライティング、特に「キャッチコピー」という題材はそこそこ当たったんです。

味を占めた私。最初はたった2人から始めた自主セミナーに、だんだんと参加者が増え、専門学校で講習をさせていただく機会を得たり、外部研修に呼ばれたりもするように。

「コピーライティングを教える人」というブランディングは狙い通り功を奏し、仕事にもつながるようになってきました。

このときは気づくことができませんでした。自分のセミナーのある欠点に。

エンタメが足りない

私は20代の頃、編集者をしていました。

実用書やビジネスマン向けの教材などに携わることが多く、いわゆる「役立つコンテンツ」作りは得意。セミナーの組み立ても、当時の経験が生かされていると思います。

けれどこれは悪く言うと、淡々として面白みがないということでもあります。

押しや引きを演出するといった“ドラマ”的なアプローチは反面、経験してきませんでした。要するに苦手。

地元行政からセミナーを依頼されたときです。当時は自分のセミナーに自信を持っていました。

ところが、いつもより参加者の表情がつまらなそうな様相を呈している。全員ではありません。が、確実に何割かはそういう顔をしている。

「あ、あれ…?」

違いの原因はセミナー参加者の質でした。

それまでは個人起業家やフリーランスの方など、自分と属性の近い人が多く参加してくれていました。彼らはコピーライティングになじみはないまでも、普段から頻繁に、文字で情報発信をしている人たちばかりでした。

しかしその行政のセミナーは、担当の方が集めてくれた街の商店主が中心。SNSも使ったことがない。Webサイトも古いまま更新していない。たまに、チラシの配布をするくらい。

要は、発信を楽しむという感覚を持っていなかったのです。そんな人たちを「エンターテイメントさせる」ことが、この時の私にはできなかったのです。

行政担当者は「とても役立つ内容でした」と褒めてくれましたが、私は内心、悔しさでいっぱい! せっかく貴重な機会をいただいたのに!

ちなみに『コンテンツの3原則』のことを当時はもう知っていました。メンターに教えていただいて。

しかし、知って理解はしていても「できる」ではなかったわけです。

コミュニケーションである

私のセミナーのやり方には下敷きにしている人がいます。

たしか、この頃に知ったのかな。その方のセミナーは学校の授業ではなく、紛れもなくエンターテイメントでした。役に立つエンタメ。TV番組で言うと池上彰さんみたいな。

めちゃめちゃ研究しました。なんでこんなに面白くて役に立つんだろう? 組み立てはやさしい教科書のようなのに、心が躍るように聞き入ってしまう。

いったい、何が違いを作っているのだろう?

1つ、明確に、私のセミナーにはなくてその方のセミナーにあるものがありました。そしてそれを取り入れるだけで、私のセミナーもエンタメ色を帯びていきました。

答えはカンタン。「ワーク」です。練習問題。

これまた気づけば呆気にとられるようなことなのですが。セミナーのところどころにワークを差し込んでいきました。

私が教える→参加者は実践する。コミュニケーション。

この双方向性をセミナーに加えてみたとたん、参加者の方々は知的なゲームに熱中するみたいに、セミナーを面白がってくれるようになって。

そして行政でのリベンジの機会(本当にありがたかったです)。参加者は前回と同じような、街の商店主の方々。当然、知らない人たちばかり。今度こそ通用するか?

結果・・・

セミナー後のアンケート集計を見せていただくと、

「歴代のセミナーの中で(私以外のもあります)、満足度最高得点です!」と、行政担当者が教えてくれました! やった! やったやった!

しかも「その時のセミナーが本当に面白くて役に立ったから」と、今でも個人的にお付き合いを続けてくださっている商店主さんが何人もいます。

感動の正体

鋭いあなたから

「おい、『役に立つ』と『面白い』は分かったけど、『感動する』はどこ行った?」

とツッコミが入りそうですが。これもね。しっかり意識していますよ。

ただ私のセミナーは「涙を誘う」感動ではなく、「そこまでやってくれるのか!」の感動。出し惜しみをしないことです。

このnoteでは何度もお伝えしていますが、大きな価値とは期待以上の感動のことです。

出し惜しみをしないとはぎっしり内容を詰め込む、という意味ではありません。これ、本当に盲点で、詰め込みすぎると今度は頭がショートして理解できなくなってしまうから。

大事な内容を角度を変えながら何度も伝えたり、1つのトピックをグッと深く掘り下げたり。私の「出し惜しみをしない」は物事の解像度をくっきりさせることです。

「価値学」とも言うべきこのnoteがまさにそう。

この内容だって私が何十万~何百万もかけて学び、何千時間もかけて実践してきたことです。そんな私の集大成を余すところなく、極力かみ砕いて多面的にお伝えしています。

感動が伝播している瞬間は、セミナーのようなライブ体験では手に取るように分かります。

聞いている方々が目を見開いて私の方を見てくる。もう怖いくらい(笑)。まぶたがクワッと持ち上がり、目を離してくれません。

怖いですが、私はこの時間を自分に対する感動ととらえて仕事を続けます。

まとめ

コンテンツとはコミュニケーションだと私は考えます。

セミナーだと参加者の反応が直に伝わるので、コミュニケーションの出来がよく分かります。

私はド素人からセミナーという体験を積んできたからこそ、コミュニケーションが持つ双方向性をある程度、書くことにも応用できているのだと思っています。

コピーライティングの法則の1つに、「バーで隣に座っている女性に語りかけるように書け」というものがあります。これも要は、コミュニケーションを大事にしろ、ということ。

友だちに話をするとき、あなたも無意識にこの『コンテンツの3原則』を実践していると思うのです。

  • 役に立つ

  • 面白い

  • 感動する

これらを今度は意識に変えて、コンテンツ作りに生かしてみてください。

躍動するコミュニケーションが、あなたのコンテンツから生まれます。


さあ、あなたは今日も価値を創りたくなった!

この辺で筆を止めておきます。


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