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私がUber運転手さんに話しかけられやすいのは


Uberをご存知だろうか。

Uber(ウーバー)は、配車サービス、すなわち個人タクシーである。

日本だと、Uberと聞けばEatsの方が浮かぶと思うが、ここメキシコでは、どちらもよく使われている。
※今回は、Uberを個人タクシーとして扱って述べていく。

私はメキシコで車を所有していないため、Uberを利用することがかなり多い。

そこで思ったことは、
1対1の言語学習の機会に、Uberが役立っているということだ。


今まで様々な運転手さんにお世話になり、たくさんのお話をしてきた。

お店によくある3×2というとはどういう意味なのかを教えてもらったり(3×2 tres por dos…3個頼むと2個の値段でいいよってこと)。
発音レッスンをしてくれたり。
メキシコのおすすめのお店を教えてくれたり。
日本に関心をもっていて、好きな漫画の話をしてくれたり。

…私のUber話は積もるほどあるのだが、ここら辺にしておこう。



しかしここで疑問だ。

そもそもなぜ外国人でありスペイン語もうまく話せない私に、Uberの皆さんは楽しく対応してくれるのだろう。
「よくそんなにUberの人と話せるね〜」と日本人の友人も感心してくれている。

私からすれば、「いやいや、みんな話しかけてくるんだって。」という感覚。そういえば1人で乗る時は80%くらい運転手さんとお話ししている。

とある友人は、「あなたが話したそうにしているからだよ」と教えてくれた。

日本人の彼女は、メキシコに長らく住んでいる。来たての時は、Uber運転手に話しかけられることが多かったというが、今となっては、乗降時の挨拶だけになっているという。

それは、メキシコやスペイン語に慣れてきたり、子育てで忙しくてなったりする中で、「スペイン語話したい!」というオーラが出なくなってきたかららしい。

対する私は、メキシコ生活は短い。慣れてはきたものの、街を見ていて気になるものはまだまだ多いし、スペイン語ももっと話せるようになりたいと思っている。
なぜスペイン語を学んでいるのかというと、現地の人とスムーズに会話したり雑談したりすることが夢であるからだ。

彼女の言葉を聞いて、私が話しかけられやすい理由として考えたのは、
そのスペイン語を話したいオーラが出ているから、もともと話好きのメキシコ人さんが話しかけてきてくれるのではないか、ということだ。

やはり、その人の気持ちって見てわかるものなのだろうか。
何となく、フィーリングで人の良い悪いはわかることがあるが、Uber運転手さんも国籍に関わらず沢山の乗客を乗せてきたはずである。
そうなると、私の話したいオーラ(かつ危険な人ではないオーラ)は溢れ出ているのかもしれない。
このように気づかせてくださった友人にも感謝である。


とは言ってもUberによる事件も絶えないのが現状。話すことも大切ではあるが、事故や犯罪などに巻き込まれないよう、安全に利用し自分自身を守ることが最も重要なことである。

とはいえ私はこれを書きながら、最近下がってきていたスペイン語欲に気づいた。

日常生活の学習として取り入れやすい、Uberでのスペイン語の練習機会を存分に活用しながら、自分の夢に近づいていきたいと改めて思う。

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