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年末、私のスペイン語に自信をつけてくれたおばさん


メキシコに住んで、そろそろ一年が経つ。早いもので、自宅付近の買い物、カフェなどには詳しくなってきた。

バスも、(キケンな公共バスを除いては)、乗りこなしている。

スペイン語もたくさん勉強した一年だった。
が、出産という大イベントの後はduolingoでしか続けられていない。あとは、買い物やカフェでの簡単な会話だけだ。

学校に行っていた時は、もっと話せた気がする。でも、今は子どもが1番で、余裕がない。
仕方ない。スペイン語はゆったり学ぼう。そんなふうに思っていた。


今日、バスに乗っていたとき、
知らないおばさんが隣に座ってきた。

彼女は私の抱っこ紐に入っているベビーをみてにっこりしていたので、なんとなく話しかけられそうだなとは思っていた。

すると、
「このバスは、○○駅まで行く?」
と尋ねてきた。

私は、ほんとに話しかけてきた!と思いながら、頭の中で即座に質問を理解していると
「今、バス来てすぐ乗っちゃって。」と彼女は付け加えた。

あ、よくみないでザッと乗ってきたわけか。おっちょこちょいというか、可愛いおばちゃんだな。

○○駅、通りますよ。
と丁寧に言いたかったが、
「Si(はい。)」
としか咄嗟には言えなかった。

でも、なんか物足りず、少し間を空けてから
「えっと、あと4駅後くらいです」
と付け加えておしえた。

するとおばちゃんは、
「あらそうなの。あなた本当にいい人ね。」
と言って、私ににっこりと優しい微笑みをくれた。


伝わった。

私のスペイン語は、伝わった!

バスを降りる時、おばちゃんは、
「Buen dia」
と言って、私の良い一日を願ってくれた。


年末、スペイン語への意欲が落ちかけていた私にとって、忘れられない出来事となった。


今年は自分なりにスペイン語学習がんばったぞ。
来年もペラペラ目指してがんばるぞ。

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